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【通勤GD】時松隆光プロを育てた異次元打法「みんなの桜美式」Vol.32 「道具」に「体」の動かし方を教わる ゴルフダイジェストWEB

GDライブラリ
2020.09.09

今週の通勤GDは「みんなの桜美式」Vol.31。

【通勤GD】
通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。

ゴルフ向学者
たけひさ先生
篠塚武久・73歳。福岡市で「桜美ゴルフハウス」主宰。福岡大学の大石迪夫教授と作り上げた「OSゴルフ理論」で多くのジュニアが結果を出す。「テンフィンガー研究ははや20年。今後『分担型グリップ』時代がくることを確信

前回のお話し

道具を主体に
考える

GD 先週は「デジタルスウィング」のお話、シャフトの「振る」役割と、ヘッドの「当たる」役割を分担すれば、ゴルフがやさしくなる、というものでしたね。

篠塚 「桜美式」はゴルフを簡単にするために、とにかく様々なものを「分ける」。ゴルフに限らず、難しい問題は、まずは「分ける」ことが解答への早道。数学にしても、とても長い数式だって、カッコつきの短い数式に因数分解することで、一気に解けますよね。これまでのゴルフは、因数分解せずにいろんなものを混同して頭をパニックにさせられてきたようなもの。それを「桜美式」では、グリップも左右の手を離してテンフィンガーで握ればいいし、道具もシャフトとヘッドを分担させてしまえばいいと考えた。「分けることがデジタル時代の新理論です。

GD 今週は、クラブの役割分担が理解できたあと、さらに「分ける」お話ですか?

篠塚 そうです。旧来の常識は、自分の「体」で「道具」をどう扱うべきかという、「体」の動かし方がまずありきの教えでした。「体」と「道具」とを混同させ、「体」の各関節の向きや角度、動かす際の強弱や速度といった、曖昧なことばかりを考えさせられてきた。ゴルフを始めるとすぐ、「体」の話が際限なく続いた。グリップに始まり、アドレスからテークバック、そしてフィニッシュに至るまで、すべて「体」のことばかり。

GD 「体」の動かし方を覚えて練習することが、ゴルフの上達への手段だと思っていました。

篠塚 それだとかなり遠回りになる。なぜなら、「体」の動かし方なんて信用ならないものをいくら覚えたって、毎回異なる動き、異なる打球になって当然だから。体調によっても、気候によっても「体」は変化する。それよりも、信用すべきは、変化しないもの。毎回どんなときにも同じ動き、同じ打球にしかならないものを主体に考える。それは、「道具」です。

GD 変化してしまう「体」の動かし方ありきではなく、変化しない「道具」ありきだと。

篠塚 「桜美式」では何事も「分ける」といいましたよね。従来の常識では、「体」と「道具」の動かし方を、混同して覚えさせられてきた。たとえばフェースローテーションは、手首を返す動きによって開いているフェースが閉じる、という理屈のように。「桜美式」では、「体」と「道具」とをつける。「体」を動かすことで「道具」が動くのではなく、「道具」の動きのみを考えればいい。

「道具は変わらない、体は毎日変わる。道具の動きのみを考えれば、力まず毎回同じように打てます」

「ヘッドは扇状に『左右』に開いて閉じる、という動きをしているものと思い込んでいた。でも、クラブをヘッドとシャフトに分担して考えると、ヘッドは『上下』に回転することがわかる。この上下に動くヘッドが、上手く回転するようにという、ただその一点だけを考えて振ってみましょう」

道具に体の
動かし方を習う

GD 「道具」の動きのみを?

篠塚 「道具」は、シャフトという「振る」部分と、ヘッドという「当たる」部分とに分かれている。そのヘッドの動きのみを考えてみてください。普通のクラブだと、もちろんシャフトとヘッドが分かれていないから、ヘッドは扇状に「左右」に開いて閉じる、という動きをしているものと思い込んでいた。でも、もしクラブが、「くるくるヘッド」のように分かれていたら? ヘッドは「左右」に開閉するのではなく、フェースが下を向き、上を向く動き、つまり「上下」に回転することがわかる。この「くるくるヘッド」の上下に動くヘッドが、上手く回転するようにという、ただその一点だけを考えて振ってみてください。

GD 「上下」に動くヘッドが、上手く回転するように振る、ですね。確かに、今までどおり振ると、回転せずに止まってしまいます。

篠塚 それはまだ、「体」重視のアナログスウィングだから。ヘッドを左右に閉じて開こうとする動き、すなわち「体」にねじりが入ると、ヘッドは綺麗に回ってくれない。左肩を入れるとか、腰を切るとか、右手をかぶせるとか、そうした複雑なねじりの動作が、いかに「道具」を使えなくしていたか。ねじりはタイミングがピタリ合わないと、すべてミスショットですよ。「体」をどう動かして「道具」を操るかではなく、逆に「道具」に「体」の動かし方を教わるつもりで、ヘッドを回転させてください。

時松隆光プロ

GD 「道具」に「体」の動かし方を教わる……。不思議です、ヘッドを上手く回転させようと振っているうちに、「体」の各関節が柔らかく感じて、力を入れずに軽く振るほど、ヘッドがくるくると回ることがわかってきました!

篠塚 自転車に初めて乗るとき、ハンドルを握る腕の関節の向きや角度、ペダルを漕ぐ速度や強さなど、誰も考えたりしない。ただ、タイヤを上手く回転させてバランスよく進むことだけを考える。すなわち、「道具」に「体」の動かし方を教わっているわけです。ゴルフも同じ。肩や腰や腕をねじろうとか、テークバックで右ひざを我慢しようとか、左ひじを無理に伸ばそうとか、そんなことは忘れていい。どこも我慢することなく、自然に程よく関節を曲げ、ヘッドをくるくる上手に回転させる。このデジタルスウィングが身につくと、不変の「道具」が主体だから再現性が高く、毎回同じショットを確実に、気持ちよく真っすぐ飛ばせるようになりますよ!

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