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メジャーチャンプコーチ青木翔の「笑顔のレシピ」Vol.19 教えるときに常に考える『いつか社会に出たときに』

メジャーチャンプ渋野日向子を育てた青木翔に“コーチング”のこだわりを語ってもらう本連載。ゴルフだけでなく、仕事や育児などでも役立つヒントが満載!

解説/青木翔
あおきしょう。1983年3月28日生まれ、福岡県出身。大学を卒業後、プロを目指すも27歳のときに指導者の道を志す。2012年に自身のアカデミー「ASGA」を設立。渋野日向子をはじめ、数々のツアープロや全国トップレベルのアマチュアゴルファーを育成

上達に必要なもの

人の環境は必ず変わっていくものです。そして環境が変われば勝手が変わり、これまでの常識が通用しなくなることもあります。

そんなとき役に立つのは、「考えて答えを出す力」です。身につけてきた能力や知識が役に立つ可能性もありますが、それらがカバーできるのは限られた一部分にすぎません。

例えばプロを目指していた子が、その道を諦めたとします。そこでゴルフとは関係のない進路を選択したとき、彼が持っているスウィングの技術や60台で回れるということ自体は、ほぼ役に立たないでしょう。

だから僕はスウィング技術ではなく、上達に必要な準備や心構え、考え方を教えています。これらがわかっていれば、目的が「ゴルフが上手くなる」ことから、「商品の営業をする」ことに変わっても、しっかり自分の足で社会に踏み出して行けるようになります。

技術ではなく、上達に必要な準備、心構え、考え方を教えている

僕がいつも考えているのは、「いつか社会に出たときに」ということ。それはトッププロになったしぶこも同じです。

彼女がプロゴルファーの次のステップに移ったとき、役に立つ力を身につけるための訓練をしているのです。

TEXT/SHOTANOW
PHOTO/ARAKISHIN

週刊GDより

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