【ゴルフジム】「コースで当たりが不安定になってしまう」
ゴルフジム
読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「コースで当たりが不安定になります」というもの。その解決法とは?
PHOTO/Norio Tsuburaoka TEXT/Daisei Sugawara THANKS/学芸大ゴルフスタジオ


教える人/兼濱 開人プロ
かねはまかいと。90年生まれ、沖縄県出身。プロコーチ・森守洋氏の一番弟子で、プロだけでなく、アマチュア、ジュニアまで幅広く指導する。「学芸大ゴルフスタジオ」ヘッドコーチ
<今週のお悩み>
「コースで当たりが不安定になってしまう」
吉原孝さん(56歳/身長172cm/ゴルフ歴25年/ベストスコア78/平均スコア88)
ダウンスウィングを左手でリードしているが、それがやや過剰になっているため、インパクトで左肩が上がっている。伸び上がりによるトップ、フェースの返りすぎによる引っかけなどが出る可能性が高い。
吉原 コースに出ると当たりが悪くなるし、球も散ります。自分では左手が強すぎるんじゃないかと思っているんですが……。
兼濱 確かに、ダウンスウィングで、左手でクラブを引っ張っている印象です。左手で引っ張る場合でも、切り返しでしっかり左に乗って、上体を起こさずに下向きに引っ張れれば問題ないんですが、大抵の場合は体重が右に残って、左肩を上げながら上向きに引っ張る形になりがちです。
吉原 その形になっている自覚はあります。
ココが原因!

タメの作り方で損をしています
ダウンスウィングでクラブのラグ(クラブが遅れて下りてくる状態。いわゆるタメ)を、左手主体で作っているため、引く方向が上向きになり、インパクトで左肩が不必要に持ち上がりやすい。
兼濱 逆に右手で引っ張るイメージにしたほうが、「ラグ」を作りながらボールに対してクラブを引っ張っていきやすいと思います。ラグというのは、いわゆるタメのことですね。右手1本でやってみるとわかりやすいと思います。
吉原 なるほど。確かに下向きに引っ張る感覚がありますね。
兼濱 右片手で振りながら、ヘッドでマットをトンッ、トンッと叩くようにこすってみてください。ボール位置の5センチくらい先までクラブをリードして(ハンドファーストの状態を保って)叩けると理想的です。
吉原 ヘッドが遅れて上から入るのがわかりますし、長いゾーンでインパクトできる感じがします。
兼濱 右手で長く引っ張れるほど、フォローでも手が遠いところまで上がります。インパクト直後に引っ張るのをやめてしまうと、フォローがゆるんで小さくなるので要注意です。
これで解決!
「右手を下向きに引っ張って
ラグを有効利用して打とう」
右手1本で振りマットをこする

右手1本でクラブを持ち、素振りを繰り返しながらマットをこする。こする位置がボールより先になるように意識して行う。適切な位置をこすれると、自然にハンドファーストインパクトになるのがわかる。
Drill
ラグを意識して何かを叩く

インパクトバッグなどを使って、インパクトで「叩く意識付けをする練習は、打点を安定させるのに効果的。リリース直前までラグを保持する意識があると、鋭く叩ける。
Point 1
右手を下向きに引いてラグを作る

右手主体にラグを作るイメージだと、下向きに(ボールに向かって)クラブを引けるので上体の形が変わりにくい。また、ハンドファーストの状態をボールの先までキープしやすくなる。
Point 2
引く時間が長いほどフォローも大きくなる

右手でクラブを引く動作をインパクト直後にやめ
てしまうと、引き合う力がゆるんでフォローが小
さくなる。ボールの先まで長く引くイメージだと、
手が自然に遠くまで上がる。
週刊ゴルフダイジェスト2026年8月11日号より
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