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【読者記者】No.1947 「飛距離が伸びない。どうしたらもっと飛ばせますか」

読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「飛距離がなかなか伸びない」というもの。果たして解決方法は?

PHOTO/Hiroaki Arihara TEXT/Daisei Sugawara THANKS/honobo Golf

読者記者No.1947 中村麻由美さん

●自営業 ●ゴルフ歴/2年 ●ベストスコア/94 ●平均スコア/100 ●168㎝ ●ドライバー飛距離/160ヤード

先生/井上靖

71年生まれ、神奈川県出身。本能的で体にやさしいスウィングを追求。「八王子ニューゴルフ」、「honobo Golf」、「飛鳥ゴルフ練習場」、「相模川ゴルフガーデン」でレッスン中

中村さんのお悩み
「飛距離がなかなか伸びない」


最初はスライスばっかりでしたが最近はほとんど出なくなってきました。ですが、その割に飛距離が伸びなくて……。どうしたらもっと飛ばせますか


トップで右サイドが伸び切っているため、スムーズにダウンスウィングの回転に入れない。ここでスピードをかなりロスしている

中村 スライスはしなくなってきたので、できればもっと飛距離を出したいです。

井上 それには、テークバックで右腰を低くしたまま回る感覚を覚えるといいですね。右腰が高いと基本的にはカット軌道になるので、強くは振れないんです。

中村 右腰を低く、ですか?

井上 一番わかりやすいのは、ひざ立ちになってもらって、右サイドの壁に両手でタッチすることですね。これだと右腰は絶対に高くなりません。

中村 なるほど、股関節を曲げたまま回る感じですね。

井上 そうです。股関節のところにボールペンをあてがったとしたら、トップまでそのボールペンが落ちないように股関節を曲げておけるといいんです。

中村 ボールペンのイメージはいいですね。実際になくても、あると想像するとうまくできます。

<問題点>
テークバックで右腰が高くなる

右股関節が伸び、右腰が高くなったトップからだと、まず骨盤の角度を元に戻す必要がありロスが多い。また、下半身が先行し切れず、クラブが外から下りやすい

記者「スライスはしなくても球が弱いんです」
プロ「右腰を低く保つとインから強く打てます」

トップで右股関節を適度に曲げ、右腰を低く保つ意識があると、右サイドが不必要に伸びずにコンパ
クトで締まった形になる。これだと、切り返しで下半身がスムーズに回転をスタートできるため、腕
とクラブがインサイドから遅れて下りてくる形を作りやすい

記者「右腰を下げる感覚が出ません」
プロ「自分なりの感覚を探しましょう」

右腰を「低く」する際に気をつけることは、右腰の回転を止めすぎないこと。止めすぎると下半身の運動量が少なくなり、右ひざにも負担がかかる。自分のスウィング、関節可動域に合った右腰の高さ、回転量を複数の異なるドリルを通じて探すことが重要

Drill 1
右股関節にボールペンを挟む

股関節から上体を前傾させたときに、ズボン(あるいはスカート)のしわができる部分にボールペンを挟み、それをトップまで落とさないようにして回る

Drill 2
ひざ立ちで体を右に回す

ひざ立ちだと右腰の高さを変えずに回る感覚がつかみやすい。右サイドの壁に両手でタッチできると腰は低く、タッチできないと高い

Drill 3
足を前後に開いて体を回す

右足を前に出して体を右に回すと、右股関節を曲げてバランスを取る形になる。バランスが崩れるのは、右股関節を使えていない証拠

<取材後記>
ラウンド中でもできそう
撮ってもらった動画を見たら、自分の右腰がすごく高くて驚きました。「ペン挟み」の感覚をつかむと、ペンがなくても右腰を低くできるので、次のラウンドで試してみます。

月刊ゴルフダイジェスト2026年8月号より