フリートウッド、松山英樹らも実践! ショートアイアンは「クラブを立てる」が正解【垂直フィニッシュのススメ】<前編>
週刊ゴルフダイジェスト
ゴルフは狙った場所にボールを運ぶゲーム。そこで必要なのがボールコントロールとなるが、コントロールショットはアマチュアが最も苦手なテクニックのひとつ。どうすればプロのような正確なショットが打てるのか? その答えが「クラブ垂直フィニッシュ」にある。どんな効果があるの? 詳しく教えてもらおう。
PHOTO/Hiroaki Arihara、Yoshihiro Iwamoto、Getty Images THANKS/オークラランドゴルフ練習場


解説/服部公翼プロ
1983年生まれ。USGTF公認ティーチングプロ。ゴルフの専門学校を卒業後、オーストラリアにゴルフ留学。独自の飛距離アップ法をベースに飛ばしの理論を展開。飛距離に特化したレッスンで人気を集める。自身も300Yを超えるドライバーショットを放つ。
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- ティーチングプロのライセンスを持つビューティクイーンの宮本香怜が、ロブショットで大切なポイントを伝授。後編では、フォロースルーのポイントとマットの上でできる練習方法を教えてもらった。 PHOTO/Shinji Osawa 解説/宮本香怜 みやもと・かれん。1998年生まれ、千葉県出身。埼玉栄高校を経て州立ワシントン大学へ留学。2020年に卒業し、帰国後ティーチングプロライセン……
クラブの特性を最大限に引き出せる
「クラブ垂直フィニッシュ」といえば、昨年のPGAツアー年間王者、トミー・フリートウッドを思い描く人は多いはず。ウェッジやアイアンでクラブが立つ、このフィニッシュにはどんなメリットがあるのか。服部公翼プロに聞いてみた。
「フリートウッドだけじゃないです。スコッティ・シェフラー、ローリー・マキロイ、松山英樹など、世界のトップ選手はみんなクラブが立ちます。これは、クラブは寝かさず立てたまま扱っているからです。
クラブを立てる=ライ角を保つという意味があるのですが、ショットでは必ずヘッドが垂れます(トウダウン)。これは遠心力や重力によるもので、それを防ぐにはライ角を保つ技術が不可欠になります。そこで大切なのが手元の動きです。コック(手首を親指側に折る)を入れたまま最後まで振り抜く。
そうするとフィニッシュではクラブが垂直に立ちます。中高年ゴルファーであれば『クラブは立てろ』と教わった経験があるはずです。それを意識するだけでさまざまなメリットが得られるからです。たとえばボールがつかまる。
フェース面が安定する。狙った方向に打ち出しやすい。番手通りの距離が打てる。スピンがしっかり入るなどなど。多くのアマチュアはアイアンやウェッジをダウンブローに打てていません。ですが、クラブ垂直フィニッシュが身に付けば、ダウンブローに打てますし、ショートアイアンは間違いなく上手くなりますよ」

2025年PGAツアー年間王者
トミー・フリートウッド
イングランド出身の35歳。2024年パリ五輪銀メダリストであり、昨年のPGAツアー年間王者。グリップを短く持つスタイルやクラブが立つフィニッシュは彼の代名詞といえる。
「クラブ垂直フィニッシュ」
驚くべき5つの効果

【メリット①】 ライ角が保たれボールがつかまる
「手元が浮いてライ角がアップライトになるとフェースは開きます。ライ角が保てればボールはつかまる。クラブの性能を生かすにはライ角キープが大事」(服部プロ・以下同)
【メリット②】 フェース面が安定し方向性がよくなる
「クラブを立てるスウィングはフェース面が安定します。これは手元を固定したまま振り抜くからです。フェースがターンしないため、方向性がかなりよくなります」
【メリット③】 ロフトが立つため距離感が合う
「クラブ垂直フィニッシュはリリースしないため、ロフトが立ったままボールをとらえられます。ボールがフェースに乗るのでインパクトが安定し、距離感が合うようになります」
【メリット④】ダウンブローに打てる
「地面にあるボールはすくい打ちのようなアッパー軌道では打てません。クラブは上から下に振るもの。クラブを立てれば、自然とダウンブローに打てるようになります」
【メリット⑤】 スピンが入るから曲がりづらい
「クラブ垂直フィニッシュはロフトが立ち、ダウンブローに打てます。その結果、スピンがしっかり入る。スピンがかかったボールは空気抵抗が減り、曲がらないんです」
>>後編はこちら
- ゴルフは狙った場所にボールを運ぶゲーム。そこで必要なのがボールコントロールとなるが、コントロールショットはアマチュアが最も苦手なテクニックのひとつ。どうすればプロのような正確なショットが打てるのか? その答えが「クラブ垂直フィニッシュ」にある。どんな効果があるの? 前編に続き、詳しく教えてもらおう。 PHOTO/Hiroaki Arihara、Yoshihiro Iwamoto、Getty……
週刊ゴルフダイジェスト2026年6月30日号より


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