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【教えて! なっち先生】Vol.62 雨で湿ったフェアウェイからアイアンを打つポイントは?

雨が降って湿ったフェアウェイからのアイアンショットは、乾いたフェアウェイよりも難しい。難度がちょっと上がる雨の日の注意点を、ゴルフイラストレッスンでお馴染みのプロゴルファー・大谷奈千代に、イラストを交えて詳しく解説してもらおう!

とくにスウィングプレーンが横になりやすいドローヒッターはダフリに注意。クラブを短く握り、ハンドアップで構えることで、スウィングプレーンが縦になり、過度なインサイド軌道を予防でき、振り遅れによるダフリも防げる

>>前回のお話はこちら


Lesson 62
雨の日のアイアンショットのコツ


雨の日や雨上がりの状況で難しいのが、湿ったフェアウェイからのアイアンショットです。地面を踏むと、少し水が地面からにじみ出てきそうな状況では、ライが悪いので、それなりの対策が必要です。

今回は、湿ったフェアウェイからのアイアンショットについて、ゴルフイラストレッスンで解説していきましょう!

湿ったフェアウェイから一番避けたいのはダフリのミスです。ダフってしまうと、ボールが全然飛ばなかったり、大ショートしてしまいます。

そんなダフってしまう確率が高いのは、クラブがインサイドから入るドローヒッターさんでしょう。

ドローヒッターさんは、フェードヒッターさんと比較すると、インサイドからボールをつかまえにいこうとするので、スウィングプレーンが横振りになりやすく、構えたときから、体とボールの距離が遠くなってしまう傾向があります。

ダフリ予防の秘訣は
短く持つ&ハーフスウィング

ダフリ予防にもっとも効果的なのは「クラブを短く持つ」ことです。

クラブを短く持つと、ボールの近くに立つので、少しハンドアップに構えることになります。いつもよりクラブを短く持って、近く立ってスウィングすることで、スウィングプレーンが縦になり、振り遅れを予防できるので、過度なインサイド軌道を防ぐことができます。



ダフってしまいがちな方で、クラブを目いっぱい長く持っている方も、同様にクラブを短く持って対策していきましょう。

クラブの振り幅は、肩の高さまでのイメージでハーフスウィングで行いましょう。

実際はヘッドが重たいので、惰性で耳の高さくらいまで上がってきます。フルスウィングをしないぶん、ボールの高さは低くなりますが、フェアウェイ同様にグリーン面も湿っているのでボールは止まってくれます。

ハーフスウィングではクラブの運動量が少なくなるので、手打ちスウィングにお心当たりのある方は注意が必要です。

手打ちのハーフスウィングは、体をねじり戻す力が使えないので、距離が落ちてしまいます。その際は、クラブの番手を上げて距離を調整しましょう。

スウィングで調整したい上級者さんは、プロのように体の運動量を最大限に使って体を回しましょう。ハーフスウィングでボールをしっかり飛ばすには、バックスウィングで上体をしっかり回し、切り返しのときにできる腰と肩の捻転差(Xファクター)をしっかり作り、体のエネルギーを使うことが大切です。

この練習は飛距離アップにも効果的です! イラストを参考に、体の捻転を大きく使って力強いスウィングを目指しましょう! ぜひ参考にしてください。

湿ったフェアウェイから打つ際はハーフスウィングがオススメ。肩の高さまでクラブを上げるイメージでも、実際には耳の高さ程度まで手元が上がる

振り幅が小さいぶん、手打ちになってしまうと飛距離がガクッと落ちる原因になる。体をより回す意識を持とう

バックスウィングで上体をしっかり回したうえで、上体を残したままヒップターンしていく。すると、腰と肩の捻転差(Xファクター)がしっかり作られる

大谷奈千代

1984年、神戸市出身。JLPGAトーナメントプロ&ティーチングA級。関西を中心にレッスン活動を行う

週刊ゴルフダイジェスト2026年6月30日号より