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【パットのミスは“目”で解決!】<後編>アドレス時の目の位置で出球が変わる!?

パッティングは人によって、左に外しやすい人と右に外しやすい人に分かれるが、それは目の錯覚によって、フェースを真っすぐ向けられないことが原因だという。ツアープロでもあまり知らないパッティングの真実を、引き続きユージが検証!

PHOTO/Tadashi Anezaki、Yoshihiro Iwamoto THANKS/PGA TOUR SUPERSTORE かしわ沼南店

ユージ 1987年生まれ。米フロリダ州出身。2004年からモデルとして活動を開始し、現在はモデル、タレント、俳優として、テレビ、ラジオ、雑誌で幅広く活躍中。“芸能界一飛ばす男”として有名だが、芸能界最強ゴルファーを目指してパッティングも絶賛強化中だ
石原健太郎 1977年生まれ。千葉県出身。海外でゴルフを学び、アジア各国のツアーを転戦。2016年から日本でプロコーチに転身。パットのラインを読むエイムポイントの公認コーチであり、生体力学に基づいたスウィングを教えている。明治ゴルフセンターでレッスン展開中。IGOLF主宰

>>前編はこちら

ラインが真っすぐ
見えているかが問題

 次は、目の位置でフェースの向きを変えてみます。まず、ユージさんは目をボールよりも外側に出して構えていましたね。

ユージ そうかもしれません。

石原 ユージさんは、最初のテストでもそうでしたが、ラウンドのとき、ボールに描かれた線を真っすぐ合わせても、アドレスすると、その線が左を向いているように見えることがあると言ってましたね?

ユージ そうです。アドレスしたら、「あれ、違うぞ!」っていう感覚。

石原 目の位置がボールより外側になると、ラインは左にズレて見えます。だから、フェースを開く。つまり、目が外側になるほどフェースは右を向いて、目が内側になるほどフェースは左を向くんです。

ユージ ということは、目はボールの真上がベスト?

石原 人間は機械ではないので、ラインが真っすぐに見えて、真っすぐ構えられる目の位置は、人それぞれなんです。

ユージ 目って奥が深い!


TEST 3
目の位置を変えながら2m先のカップに真っすぐ構える

ラインが描かれていないボールを使って、2メートルの距離のカップに向かって真っすぐ構え、フェースがどこを向いたかを測定。

これまでのボール位置は口の下

これまでユージさんは、目がボールより外側にあったため、打とうとするラインが実際よりも左にズレて見えていた。そのため、フェースを開いて、右に押し出すミスがあったという

目の真下にボールを置くと

フェース向きを真っすぐにして構えるために、目の真下にボールをセットしてみた。ここにセットすると、フェースは少しだけ左を向いた。大まかな目の位置はここで決まり!

ティーの幅1本ぶん外側がベスポジ!

最終的にたどり着いたのが、ティーペグの幅1本ぶんくらい、目を外側にセットする構え。目をこの位置にして構えると、フェースを正確にカップのど真ん中に向けることができた

猫背にすると肩甲骨がタテに動く

石原 フェースを真っすぐに向ける方法がわかったら、次はいよいよストロークです。

ユージ 真っすぐ構えられても、真っすぐ打てなきゃ意味がない!

石原 ユージさんのストロークを見ると、立ち気味に構えて、ヘッド軌道がややイン・トゥ・インになっているのが気になりますね。

ユージ どうすればいいでしょうか?

石原 肩甲骨を傾けて、猫背にして構えるといいですよ。

ユージ 猫背ですか!

石原 これで、肩甲骨をタテに動かせるので、インパクトゾーンも直線的になります。

ユージ そう言われてみると、世界のトップ選手も、みんな背中を丸めてパッティングしていますね。

Point
肩甲骨を傾けて猫背にして構える

「パッティングストロークでは、インパクトゾーンでヘッドが直線的に動くように、体幹をヨコ回転ではなく、タテに動かします。そのため、胸骨を丸めるように猫背になって、肩甲骨をシャフトと平行になるように傾けます。これで、肩甲骨をタテに動かしやすくなります」(石原)

これまでのストローク
肩甲骨の傾きが足りない

猫背ストローク
肩甲骨の傾きがシャフトと平行

「ボールから少し離れて、猫背にしてストロークすると、体と腕がパッキングされるような感覚がありますね。インパクトゾーンもちょっぴり直線的になったみたいです」(ユージ)

フェースの向きがカップインを決める

石原 フェースを真っすぐ向けて、真っすぐ打つ方法、わかりましたか?

ユージ ホントに初めて聞く情報ばかりだったので、目からウロコの連続でした。自分では真っすぐ向けているつもりのフェースが、実は真っすぐ向いていないとか、そもそもラインが真っすぐに見えていなかったとか、驚きの事実が判明した感じです。

石原 パッティングでは、インパクトのフェースの向きがカップインできるかどうかの80〜90%を決めますから、とにかくフェースを真っすぐ向けられるかが大切なんです。

Point
フォーカスポイントがラインのガイド役に

「テストで、スティックをボールの後ろに置くと構えやすかったユージさんは、ボールに描いたラインの後ろにドットを加えます。このドットがボールの後ろ側に見えるように置くと、気持ちよくストロークすることができます」

週刊ゴルフダイジェスト2026年4月28日号より