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【日本ミッドアマ出場者の上達レシピ 】#3「ドライバーを打ちまくって気づけば得意クラブに!」

おじさんゴルファーの最高峰「日本ミッドアマ」に出場した5人のトップアマに、上達するために意識してきたことや練習法を教えてもらった!

TEXT/Daisei Sugawara PHOTO/Takanori Miki、Tadashi Anezaki、Yasuo Masuda、Chikara Kuriyama
THANKS/千葉セントラルGC、ゴルフセンター三宮ベイ、ダイヤゴルフセンター、富士ゴルフセンター、井山ゴルフ練習場

●CONTENTS●
#1 日本ミッド出場者の“一番練習したこの1本”
#2 6Iの“ショートスウィング”で腕を磨いた

#3 ドライバーをひたすら打ちまくった
#4 鳥かごで“カツッ”という乾いた音を追求
#5 58度で打ち続けると“脱力”が分かる

ドライバーで1球1球
狙いを変えて打つ

宮田敬司さん(44歳)HC+1.6

28歳の時に、実家の練習場を継いだのがきっかけで本格的にゴルフを始める。ドライバーが苦手だけど好きだったため、練習の半分以上がドライバーだった。これが上手く打てるようになれば他も良くなる! と信じて。現在は三原市にある「ダイヤゴルフセンター」を経営

宮田敬司さんの持ち球はフェード。その球で練習場奥の支柱の間を狙い続けるのが、宮田さんの上達レシピだ。

「1球ごとに狙いを変え、アドレスを変えて打ちます。また、ネットの幅の中でしっかり左に出して真ん中に戻すことを意識しています。ドライバーでやることに意味があって、これができれば他のクラブは簡単です」

「苦手なクラブだからこそうまくなる必要があった!」

「ドライバーが好きでたくさん打ちたかった」と宮田さん。ただし、得意クラブではなかったので「苦手克服」の意味もあった。今ではスコアメイクのうえで強力な武器になっている


狙いを4つのゾーンに分けて練習

練習場にはアドレスの補助になる「直線」がたくさんあるので、同じところばかり狙うと無意識にそれに頼ってしまう。毎回違う場所を狙うことで、弾道やアドレスの精度が磨かれる

打席は必ず真ん中で

端に近い打席は、打席自体が打球方向に対して斜めになっていたり、ネットが近かったりするのが練習の「ノイズ」になる。真ん中の打席は純粋に弾道だけに集中しやすい

フォローを左へ低く振り抜く意識

フェードはそもそもプレーンが左向きなので、ヘッドは左に振られるのが自然。低く振り抜くことで上体の浮きも抑えられる

ドライバーでひたすら
マン振りを続けた

津村英明さん(53歳)HC+2

父の影響でゴルフを始め、ドライバーでボールを飛ばすことに快感を覚えどっぷりハマる。「アマチュアなんだからドライバーを振って、飛んだほうが楽しい」をモットーに、練習の多くの時間をドライバーの練習に費やす。日本ミッドアマでトップ10に入ることを目標に練習を重ねる

津村英明さんは“とにかくマン振り”でスウィングを作っていき、それこそが上達のレシピだと話す。

「根本はゴルフって飛んだほうが楽しいじゃんってことなんです。アマチュアなんだから、ある程度そこの楽しみは持っておいたほうがいい。楽しければ練習に行く気にもなりますしね。そういう意味でもこの練習は役に立ったんだなと今でも思っています」

100%の力で振り続けることで「どうすれば飛ぶか」が分かってきた

「今思うと、若い頃になりふり構わず振っていたおかげで、1Wに自信がついたんだと思います。疲れたときにこそ自分のクセが出たりもするので、マン振りが上達のレシピです」

CHECK 1
切り返しの“間”があるか

マン振りの経験から、切り返しで急ぐクセがあることを発見。「ゆっくりクラブを上げて、トップで止まって位置をチェック。この練習のおかげで打ち急ぎが減りました」

CHECK 2
左腰で踏ん張れているか

「体が流れるとフェースがスクエアに戻らず当たってしまう。左腰で踏ん張る意識を持つことで体の開きが少なくなります。マン振り練習から学んだことです」

月刊ゴルフダイジェスト2026年1月号より