吉田一尊流“100を切る”メソッド<アプローチ編>ザックリを防ぐコツは“大きな円”をイメージすること

「100切り」のためのポイントをテーマごとに吉田一尊プロがレクチャー。3回目は、悩ましいアプローチのザックリを防ぐ方法を教えてくれた。
PHOTO/Tsukasa Kobayashi TEXT/Takashi Okawa THANKS/ステップゴルフ


先生/吉田一尊
1977年生まれ大阪府出身。2023年、全国展開するインドアゴルフスクール 「ステップゴルフ」のエグゼクティブコーチに就任。「コーチのコーチ」として、約200名のコーチへの指導を行っている
生徒/阿部慎之介
「吉田プロの教えで生徒さんを指導していたら、自分も上手くなっちゃいました(笑)」と語る「ステップゴルフ」コーチ。本企画では吉田プロの“生徒役”として登場してもらった

100切りまでのロードマップ
①ドライバーの「当たる構え」を身に付ける
②アイアンの「正しい軌道」を知る
③「ダフらない」のアプローチを覚える
④パッティングの「距離とライン」の基本を知る
考え方も打ち方も
極力シンプルにして
ザックリを防ごう
100を切るうえでは、アプローチで「ザックリしない」「ひとまず乗せる」ことがとても重要です。大ダフリしてしまっては1打まるまる損してしまいますからね。
そして、ザックリが出てしまう大きな理由は軌道が鋭角すぎることにあります。上から下に打ち込むようなイメージではなく、クラブヘッドが描く大きな円の「下のほう」だけを使って振るイメージを持つといいですね。
また、ショットにおいてもそうですが、ひじや手首などは極力曲げないことがミスを減らすための基本です。左肩からクラブヘッドまでを1本の線だと想定したときに、その線が途中でゆるんだりしないように振り切ることで、スウィングのエラーが起きにくくなることも覚えておいてください。
最後に距離感ですが、複数の距離感を覚えようとするのではなく、「キャリー10ヤード」を基準にするのがおすすめ。インドア練習ができる方なら、弾道計測器を使って「キャリー10ヤード」の感覚を身につけておけば、それを基準に距離感を出すことができますよ。
大きな円のイメージで
“ゆるやかな軌道”を作る!

ボールを右に置いて打ち込むとダフらない気がするが、実際はダフリのもと

Point 1
小指とグリップの間に隙間を空けない

小指とグリップの間に隙間があると、インパクトでヘッドが“垂れる”トウダウンが起こりやすい。「小指の付け根とグリップを密着させた状態を、インパクトまでキープするのがコツです」
Point 2
シャフトの真ん中を持って振ると「正しい動き」がわかる
アプローチは小さい動きなので、ついつい手でクラブを動かしてしまいがち。そこで、クラブの真ん中を持って行う“スウィングストレッチ”が有効だ。「グリップが左わきに付いた状態のまま、素振りを繰り返してみてください。手ではなく体で動くイメージがつかめます!」

Point 3
「10ヤードの距離感」を磨いておく

>>パッティング編はこちら
- 「100切り」のためのポイントをテーマごとに吉田一尊プロがレクチャー。最後は、パッティング編! PHOTO/Tsukasa Kobayashi TEXT/Takashi Okawa THANKS/ステップゴルフ 先生/吉田一尊 1977年生まれ大阪府出身。2023年、全国展開するインドアゴルフスクール 「ステップゴルフ」のエグゼクティブ……
月刊ゴルフダイジェスト2025年3月号より