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【トップアマの飛距離アップ実録集】#1「ボール位置を2個分ズラしただけで飛ぶ弾道に!」

ゴルフは飛距離じゃないと言うけれど、「やっぱり、もっともっと飛ばしたい!」というのがゴルファーの本音。そこで今回は、今もなお飛距離が伸びている8名の競技アマに飛ばしの秘訣を教えてもらった。

TEXT/Daisei Sugawara PHOTO/Hiroaki Arihara、Shinji Osawa、Hiroyuki Okazawa THANKS/森林公園ゴルフ倶楽部、ゴールド佐野カントリークラブ、富士カントリー笠間倶楽部、BAY GOLF CLUB、長津田ゴルフガーデン

和田貴之さん(59歳/HC+3.0/飛距離270Y) わだ・たかゆき。日本ミッドアマや企業対抗戦などにも出場する会社員トップアマ。改めて“飛ばし”に目覚め、飛距離アップに取り組んでいる

●CONTENTS●
#1 「ボール位置を変えただけで飛ぶ弾道に」
#2 「ヘッドが走るクラブの使い方を追求」
#3 「切り返しで手元を遠くに下す」
#4 「クラブを短くしたらスピードアップ」
#5 「トップをコンパクトにしてスピン減」

わだ・たかゆき。日本ミッドアマや企業対抗戦などにも出場する会社員トップアマ。改めて“飛ばし”に目覚め、飛距離アップに取り組んでいる

ボール位置を2個分左に

長くトップアマとして活躍する和田貴之さん。競技者の宿命として、飛距離よりも安定性を求めるのは当然としても、それで飛距離が240ヤードまで落ちるのは大問題。和田さんの打開策は、ボール位置の見直しによる打ち出し角アップだった。

「やっぱり飛ばないと楽しくないですからね。ただ、スウィングを大きく変えたくもないので、ボールを2個分左足寄りに置いて、自然にアッパー軌道になるようにしました。ティーの高さもやや高めに変更。ボールに合わせて、手元も左にずらす(ハンドファーストにする)のがポイントで、そうしないとフェースが閉じすぎてしまうんです。これだけで飛距離は270ヤードまで飛ぶようになりました」

勝手にアッパー軌道になり 打ち出し角が
上がった!

ボール位置を中に入れるほど、ヘッドが上から入りやすくなる(ロフトが立って当たる)ので、打ち出し角は低くなる。最下点より先にボールを置くことで、自然に打ち出し角は高くなる

ティーも高くなった今の「飛ばしアドレス」

早く着弾する低い弾道は、トラブルになりにくいがキャリーは出にくい。ボールを左足寄りにすると、自然にアッパー軌道でヒットできキャリーが伸びる。手元が中に入ると引っかけやすいので、手元も左に寄せるのがコツ

【ココも注意】
目線を高くしすぎない

ボールを高く打ち出そうとすると、目線もそれに合わせて高くしがちだが、そうするとアドレスやスウィング軌道が狂いやすい。目線は地面と平行に保つ

Point 1
左ほほに壁がある意識で振る

ボールが左だと、無意識に自分も左に動きたくなるが、そうすると最下点が左にずれてアッパー軌道インパクトにならない。左ほほ横に壁があり、それにほほを触れさせない意識だと、右重心+アッパー軌道で打てる

Point 2
目線の位置をずっとキープ

切り返しからインパクトまで、頭の位置を動かさないのは大前提。トップでのボールの「見え方」がインパクトまで変わらないように意識。見え方が変わると、最下点もずれてヘッドが上から入る

和田貴之さんの1Wスウィング

「トップで左足をヒールアップして、大きなねじれを作っていますね。それ以降の左への体重移動もとても積極的です。体全体を使って飛ばしていますね」(スウィング解説:大西翔太)

月刊ゴルフダイジェスト2024年10月号より