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【夏ラフからのセカンドショット②】腕に力を入れるほど、芝の抵抗が増えますよ。「力を抜くが正解です」(浮いたライ編)

「ラフでもボールが浮いていれば、比較的やさしく打てます。この場合は残りの距離で使うクラブを決めてましょう」というのは清水プロ。状況判断後浮いていると判断した場合の打ち方を教えてもらった。

【解説】清水洋一 
しみずよういち。1963年生まれ、埼玉県出身。シニア入り後は毎年のようにランキング上位をキープ。今年こそ悲願の初優勝なるか。フリー

ティアップした球を払い打つイメージ

── ボールが浮いていればアイアンでもフェアウェイウッドでもいいのですね?

清水 やさしいのはソールが滑るフェアウェイウッドです。ただし、ラフにボールが浮いているということはボールをティアップしているのと同じですから、ボールを鋭角に打たないようにしましょう。急角度で打ち込むとクラブヘッドがボールの下をくぐって、ダルマ落としになってしまいます。クラブヘッドをボールの高さに浮かせて構え、横から払い打つイメージでスウィングするのがコツです。

── クラブヘッドを少し浮かせるだけで、肩や腕から余分な力が抜けますね!

清水 これでクラブの重さを利用して振れるようになりますよ。

【ポイント①】浮いている状況はティアップと同じ
クラブヘッドを芝の上にソールしないで、ボールの高さで浮かせて構える。クラブを吊り気味に構えることで、クラブの重さを利用して振れるようになる。

【ポイント②】ゆるやかな入射角でボールを払い打つ
上から打ち込むとヘッドがボールの下をくぐって、距離を大きくロスしてしまう。ティアップしたボールを打つつもりで、横から払い打つといい。

【ポイント③】体の回転で肩を水平に入れ替える
アドレスの軸の位置をキープし、コマのような軸回転を心がけよう。

上から打ち込むとクラブヘッドがボールの下をくぐって、ダルマ落としになってしまう

ボールが半分沈んでいる編に続く

TEXT/Takashi Mishiro PHOTO/Tadashi Anezaki

週刊GD2019年7月2日号より