Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • レッスン
  • 【ダブルグリップアイアンの驚き効果】<前編>“三角形”が自然とキープできるように!

【ダブルグリップアイアンの驚き効果】<前編>“三角形”が自然とキープできるように!

前回のレッスン(2023年12月19日号)でユージさんのド肝を抜いた永井哲二コーチ考案のダブルグリップアイアン。岩井姉妹のスウィングの基礎になっている“胸の前の三角形”をキープするには、この不思議な練習器具がよく効くらしい。その絶大な効果をユージさんが体験!

PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/嵐山CC

ユージ 1987年生まれ。アメリカ・フロリダ州出身。2004年からモデルとして活動を開始し、現在は、モデル、タレント、俳優として幅広く活躍中。芸能界一飛ばす男として、遠くに正確に飛ばすスウィングを目指す
永井哲二 ながい・てつじ。1961年生まれ。リンクスゴルフクラブ内のヨネックスゴルフスクールでレッスンを行う。教え子の岩井明愛・千怜姉妹がトッププロとして活躍。第40回レッスン・オブ・ザ・イヤー受賞

>>後編はこちら

ナイスショットのカギは
胸の前の“三角形”にあり

永井 どんなゴルファーでも、アドレスしたとき、胸の前に両肩と両腕で作る三角形ができますが、この三角形がとても重要なんです。

ユージ そうでした。前回のレッスンで三角形を崩さずに振れ、と教わりました。

永井 うちのスクールでは、胸の前の三角形を崩さずに振るように指導しています。TSM(トライアングル・シャッター・メソッド)と呼んでいますが、この三角形が崩れなければ、スウィングの再現性が高くなり、パターからドライバーまで、すべてのショットの精度が上がるんです。それで、グリップが2本付いた練習器具を使ってもらっています。

ユージ あの岩井明愛プロ、千怜プロも、その教えでトッププロになったんですよね。

永井 ちょっと振ってみるとすぐにわかりますが、グリップが2本あるので、たとえば左ひじを引いてインパクトするゴルファーなら、違和感があって振りにくいと感じてしまうんです。

ユージ なるほど、手先の小細工がしにくいんですね。

永井 逆にいえば、ボールに正確にコンタクトできるように振り続けるうちに、胸の前の三角形を崩さずに振るコツが自然とつかめてくるんですよ。

ユージ 先生! これ、夢のような練習器具じゃないですか!

当てにいくと当たらない
クラブに任せると当たる

手で当てにいっていたユージさんに永井コーチが手を添えると、イマイチだった当たりがナイスショットに変わった。「手を使っちゃダメなんですね。クラブに任せて体の回転で振るとちゃんと当たります」(ユージ)

Point
胸の前の三角形を保って振る

「手を使わず、体の回転で振っていると、胸の前の三角形を崩さずに振るコツが自然につかめてきます。スウィングの大きさは肩から肩まで。素振りから始め、慣れてきたらボールを打ちます」(永井)

>>後編はこちら

週刊ゴルフダイジェスト2024年7月9日号より