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【ギア選びのウソホント】Vol.235 パターの合う合わないは前傾の深さでわかる?

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

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  • 「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説! >>前回のお話はこちら クラブによる打点の違いをいろいろと説明してきましたが、今回からはパターの打点について考えていきます。パットはパターの芯でボールの赤道をとらえているかが最も重要です。そうす……

パットはパターのヘッドが並進する時間が大事だと説明しましたが、そこで影響するのがパターの特徴である「トウフロー」です。トウフローとはシャフトの中心軸に対するトウの動き方を示すもので、簡単に言えば「重心角の差によるフェースの向き」です。パターのシャフトを手のひらにのせたときのフェースの角度を見ればわかります。トウが下に向くほど、トウフローは大きく、トウが水平に近いほど、トウフローは小さくなります。その特徴はトウフローが大きいとトウの動きが速くて短く(フェースの開閉が多い)、小さいとトウの動きは遅く長く(フェースの開閉が少ない)なります。では、その相性はどう見分けるのか?

あくまで目安ですが、構えたときの目線の高さで考えるのがいいです。目線が高い(前傾が浅い)人はトウフローが大きいモデルが合いやすく、目線が低い(前傾が深い)人はトウフローが小さいモデルが合う傾向が強いです。アマチュアを見ていると、目線が高いのにトウフローが小さいパターを使って右に押し出したり、目線が低いのにトウフローが大きいパターで引っかけたりといった人がよくいます。トウフローとの相性については次回、さらに詳しく解説します。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2025年6月17日号より