【読者記者】No.1866「プロみたいにバンカーからスピンをかけて止めたい」
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読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「バンカーからスピンで止まる球が打ちたい」というもの。果たして解決方法は?
PHOTO/Norio Tsuburaoka TEXT/Daisei Sugawara THANKS/三好カントリー倶楽部
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読者記者No.1866 内田圭士郎さん
●48歳 ●会社役員 ●165cm・75kg ●ゴルフ歴/18年 ●ハンディキャップ/5 ●ベストスコア/69 ●ドライバー飛距離/250ヤード
先生/永井直樹
96年生まれ、愛知県出身。日本大学ゴルフ部を経て、19年、プロテスト合格。目澤秀憲氏に師事し、23年からコーチングをスタート。24シーズンより、タイトリストボーケイ・アプローチコーチとしても活動
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内田さんのお悩み
「バンカーで思ったほどスピンがかからない」
出すだけなら問題ないのですがカップに寄せるとなるとスピンが足りないと感じます。プロみたいな「激スピン」が打ちたいです。
基本的なバンカーショットの要点は押さえられている打ち方。ただし、さらに止まる球を狙うのであれば、出球の勢いを殺す工夫が必要
内田 自分ではキレイにヘッドが入ったと思っても、けっこう転がってしまうんです。
永井 すごく効率のいい打ち方で、ミート率が高いことが逆に問題ですね。バンカーからボールを止めるには、初速が遅いほうがいいので、もっとインパクトでロフトを寝かせて、なおかつ少しトウ側でヒットするようなイメージが必要なんです。
内田 ハンドファーストに当てすぎているってことですか?
永井 そうですね。アドレスも少しハンドファーストになっているので、そこは最初からシャフトを垂直にして構えるほうがいいです。ダウンスウィングでは、普段のショットみたいにタメを作らずに、なるべく早くシャフトを垂直に戻すイメージで振ってください。
内田 ふわっとゆっくり飛び出す感じになりますね。普段よりスピンも利いてます!
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<問題点>
ハンドファーストに当てすぎている
ダウンスウィングでタメを作り、上体をボールに近づけながら、ハンドファーストでインパクトしている。これだと初速を「遅く」しづらい
記者「落ちてからなかなか止まらないんです」
プロ「ミート率を下げると止まる球になります」
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記者「ボールから離れてシャローに振ってます」
プロ「むしろ近づいて縦に振りましょう」
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Point 1
右手は少しウィークに握る
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Point 2
トウ側のソールを接地させるイメージ
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シャフトを目標と反対に傾けて打つこと。トウ側のソールが接地してボールがトウ側上部に斜めに抜けることでスピンがかかりやすくなる
Point 3
ロフトを立てずに振り抜く
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当たった後は左手首のヒンジを使って、ロフトを寝かせたまま振り抜くイメージだと、ボールが強く出る心配がない(写真)
Drill
砂に描いた線の先を打つ
シャフトを垂直にしようとして右重心になるとダフりやすい。砂に描いた線の目標側だけを打つ感じで、左重心で打つことが大事
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<取材後記>
違和感だらけでも打つと納得
シャフトを垂直にする構えや、トウ側を使うためにボールに近づいてアップライトに振るのは最初抵抗がありましたが、それでちゃんとスピンが利いたので納得できました。
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初速を落として打てるようになった!
インパクト後にヘッドを左に振る度合いが減って、ロフトが寝ている時間が長くなり初速が抑えられている。これなら、本来のスピンが利きやすい
月刊ゴルフダイジェスト2024年7月号より
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