【ショートパット攻略】#1「大事なところで打ち切れない」桑木志帆の悩みを名手・藤田寛之が解決!
昨季大きく躍進を遂げ、今季は初優勝を狙う桑木志帆。課題のショートパットを克服するため、パットの匠・藤田寛之のもとを訪れ、一日だけ弟子入りすることに。
PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/浜松シーサイドGC
●CONTENTS●
1. ショートパットが苦手! 原因はどこにある?
2. 緩みの原因「減速」を防ぐ2つの方法
3. ドロー打ちの癖がパットにも影響していた
4. 強い心はどうつくる? 藤田流・練習の掟
“ここ一番”で強くなるには?
ジュニア時代に藤田とラウンドしたという桑木が衝撃を受けたのは、ショットはもちろん短いパットの勝負強さ。“今季こそ初優勝!”を胸に藤田のもとを訪れた桑木は、開口一番悩みを打ち明けた。
桑木 絶対に決めないといけないパットが入らないんです。短い距離だけクローグリップに変えてから少し良くなりましたが、優勝争いのなかで決められるかというと……。
23年の”TOTO”は最終日に決め切れず逆転負け
最終日を首位タイからスタートしたが、最終日で失速し、稲見萌寧に優勝を譲った桑木。決めたい場面の短いパットで「手が動かなかった」という場面は少なくなかった
藤田 以前、僕も優勝争いをしていたとき、絶対に打とうと思ったパットが思い切り緩んだんです。そのとき、打とうという気持ちが強いほど、オーバーの恐怖が出るんだなということに気付きました。
桑木 あと、スライスラインに弱いというかイメージがどうしても出せず、カップ手前で曲がるミスが多いです。
藤田 もともと桑木さんがドロー打ちだったからでしょう。ショットとパットはリンクするので技術的な部分はあると思いますが、心理的な面もあるかもしれませんね。
桑木 勝負どころで決められるようになりたいです!
藤田 では桑木さんのパッティングを見てみましょう。
【悩み1】ここぞというときに打ち切れない
真っ先に桑木が挙げたのは、勝負どころでの緩み。「小さいと届かないからと、大きなテークバックで緩みながら打つことが問題」と、自身でも原因はわかっているようだが……
【悩み2】スライスラインで右に外れる
カップ手前から右に外す、いわゆる“アマサイド”へのミスがスライスラインでは多いと桑木。それに対し藤田は「ショットにヒントが隠されているのではないか」と指摘した
藤田がパットで気を付けていること
● 緩みやすいストロークをしていないか
● ラインはしっかり読めているか
● 普段から“準備”しているか?
>>では、どうすればしっかり
打ち切れるようになる?
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週刊ゴルフダイジェスト2024年2月27日・3月5日合併号より