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【飛ばしは右足】#2 右足を上手に使うには「テークバックでの体重のかけ方」が重要

飛距離を伸ばすには「右足の使い方」が重要だというが、実際どのように使えばいいのか。坂井槙之介コーチに教えてもらおう。

TEXT/Daisei Sugawara PHOTO/Takanori Miki、Tadashi Anezaki、Shinji Osawa、Hiroyuki Okazawa、Blue Sky Photos THANKS/ぎふ美濃GC、東野ジャンボゴルフレンジ、千葉セントラルGC

解説/坂井槙之介

さかいしんのすけ。1992年生まれ愛知県出身。黒宮幹仁プロコーチのもとでコーチングを学ぶ。アマチュアやジュニアを中心にレッスンを行う

●CONTENTS●
#1 右足を上手く使うってどういうこと?
#2 重要なのはテークバックでの体重のかけ方
#3 右かかとに乗れれば強いインパクトに
#4 右足は“目標と反対”に蹴る
#5 ラウンド中にできる簡単素振りドリル
#6 「ベタ足」もしっかり右足を使っていた!
#7 右足が使えればスウィングが劇的に良くなる

バックスウィングで右に
移動する意識がエラーを招く

10月の「ZOZO選手権」で優勝したコリン・モリカワの右足はとても静かで、アマチュアに見られる「暴れ感」が一切ない(写真上)。どうしたら、こんなふうに右足を使えるのか。坂井槙之介コーチは、

「テークバックでの体重のかけ方が一番大事」という。アマチュアは体重移動を意識しすぎて体が流れ、右足の外側に体重がかかった状態になっていることが多い。すると、

「それを戻すための横の動きが強くなり、体(腰)の回転で打つことができなくなります。トップでは右足かかとに体重をかけることで、下半身が流れずに回転し、切り返し以降の逆の回転にスムーズに移行しやすくなります。また、蹴る方向は体の後ろ側。ボール方向に蹴ってしまうと、右ひざがどんどん前に出てしまい、モリカワ選手みたいな静かな動きにならないんですよ」(坂井)


Point 1
右かかとに体重を乗せる

下半身を「回転」させようとすると、足裏にかかる圧力は左右だけでなく「前後」にも動く。テークバックでは右かかとに体重をかけることで、下半身が右に回転しスムーズにトップまで上がる

外側に流れる人が圧倒的に多い
「右に乗せよう」としすぎると、直線的な体重移動になり、トップで右足の外側に体重がかかる。この体勢からはスムーズに回転ができない

Point 2
飛球方向と“反対”に蹴る

切り返しで、右足の外側(とかかと側)に圧力をかける。飛球方向と反対に蹴るからこそ、地面からの反力が体の飛球方向への推力となる。最初から右足の内側を蹴ると、右足が浮いて体が流れる

>>岩﨑亜久竜も実践!
右かかとに上手く体重を乗せるには?

月刊ゴルフダイジェスト2024年1月号より