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【人気連載アーカイブ】遊ぶつもりでやってみて Vol.81 実は最強の練習器具?「缶コーヒー」でザックリ撲滅!

家族全員がチャンピオンの経験のある四国イチのゴルフ一家「二宮家」。その長男でありベストスコア59(!)のトップアマ・慎堂さんが、ゴルフに対する独特の考え方や一風変わった練習法を紹介。上達のヒントが満載!

ILLUST/Masaaki Takauji

前回のお話はこちら

仕事の合間に飲む缶コーヒーって美味しいよね。ボクの職場は練習場だから、すぐそこに自動販売機があるでしょ。だから、ついついボタンを押してしまうわけですよ。プルトップを開けたときの「パシュッ」という音も含めて、ブレイクタイムって感じがするんだよね。味も、ボトル缶タイプはバリエーションも豊富だし、かなり美味しくなっていると感じる。それに、飲み終えたボトルは練習に使えるしね。

ということで今週は缶コーヒー、なかでもボトル缶タイプを利用した練習法をご紹介しよう。

やり方は簡単。キャップを開ける。中身を美味しくいただく。飲み口の上にボールを置く。それをボトルに当てないようにクリーンに打つ。以上である。

ゴムティだと、若干ダフっていても気づかないでしょ。でもボトルの上のボールは、ダフると一目瞭然である。空のアルミボトルは軽いので、ちょっとでもクラブが当たれば、すぐに倒れる。だから、完ぺきに球だけをとらえる練習にもってこいなのだ。



大きいクラブで失敗すると、クラブが傷つくし、缶ごと飛んでいってしまい危険だからウェッジがいいと思う。30ヤード、いやいや10ヤードぐらい打つ感じで十分だ。

きれいに当たると、ボトルが微動だにしないのでそれを目標にしてみよう。成功すれば、ちゃんとスピンもかかるので、ひとつの目安にしてほしい。

ボトル缶の飲み口はペットボトルよりも大きく、ジャストサイズ。そういう意味でも、ボトル缶コーヒーを考案した人は天才だね。ひょっとしてゴルファーかな(笑)。容量はいろいろあるけど、適当なのは自動販売機の飲みきりサイズ。

クリーンに打つには、クラブが寝てヘッドが下から入るとダメなことは誰でもわかるだろう。おそらく多くの人が横からスウィープに打てばいいと想像すると思うが、実はそれでも甘い。飲み口に当たってしまうんだ。成功させるには、ちょっと上からクラブを入れるイメージでちょうどいいのだ。短い距離であれば空振りさえしなければ飛ぶので、クリーンに当てるイメージを持ちやすいからいい練習になるはずだ。

キャップのほうを使ってもいいよね。直径(約38mm)と高さもちょうどいい。ボトルより軽いから、さらに難易度が増すけどね。ちなみに、ペットボトルのキャップは直径約30mm、ゼリードリンクのキャップは直径約16mm。いろんなサイズで遊んでみるのもアリかもね。

ただし、練習場やコースで変なものを飛ばすと、球拾いや芝刈りの機械にひっかかって大変なのでトライする際は十分ご注意くださいませ。

それでは、今日もボトル缶コーヒーを飲んでお仕事頑張りましょう!

コーヒーボトルの上から打つと、ゴムティやマットでは気づきにくいダフリのミスが感じやすい。少し上からクラブを入れるイメージでボールだけを打てれば合格


全員がチャンピオン! 二宮家

(左から)●慎堂(ボク)1983年生まれ。13、15年四国アマ優勝。HC+2。ベストスコア59 ●英二(父)1958年生まれ。90、95年四国アマ優勝。HC0。練習場経営 ●薫(母)1960年生まれ。94~97、01、03年四国女子アマ優勝。HC2。主婦 ●歌奈子(妹)1985年生まれ。07年四国女子アマ優勝。HC5

週刊ゴルフダイジェスト2018年8月14日号より