渋野日向子との“再タッグ”が話題となっている青木翔コーチの、教え子3人との練習ラウンドに密着。1月から青木コーチに師事する田中瑞希には、どのように接しているのか?

PHOTO／Tadashi Anezaki　THANKS／明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント

●CONTENTS●
#1　伝えるのは“1つ”だけ
#2　新垣比菜編「どんな球を打ちたいか」
#3　野澤真央編「ミスの原因は自分で考える」
#4　田中瑞希編「気分を乗せて盛り上げる」

気分を乗せるのも
コーチの役割

新垣比菜と同じ黄金世代の田中瑞希。3人の中では、青木コーチに師事している期間が最も短いが、一番距離が近いように感じた。

「彼女は楽しくやらないとダメなタイプ。気持ちが先行する性格なので、盛り上げて乗せています」

ミスショットをしても、それについて話をする前に「あーあ、やっちゃったね～」というように明るくフォローする。

「スウィングに関してはベースの部分をしっかり身につけてもらいたい。瑞希ちゃんは左サイドが伸び上がりがちなので、そのバンプを抑えて左に振り抜く動きが身につけばショットの精度が上がってくると思います」

左足かかとでヘッドを踏んで
クラブを倒さないように打つ

左足かかとでウェッジのフェースを踏みながら打つ練習。左かかとが浮くのを抑えることで、インパクトで上半身が伸びないようにしている。

上半身の伸び上がりを抑え左に振り抜くカタチに改良中

質問攻めで言語化する力を高めていく

コーチをするようになってからまだ日が浅い田中には、ライへの対応やコースマネジメントについて質問を繰り返していく。

「目的は同じだけど個性を大切にしたいから教え方が1つじゃないんです」（青木）

週刊ゴルフダイジェスト2023年4月18日号より

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