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【小祝さくらの“ライン出し”】#1 ピン真っすぐのアイアンショット「4つのポイント」

昨シーズン、411個(ツアー2位)ものバーディを奪った小祝さくら。その攻撃的なゴルフを支えるのが、ピンをデッドに攻められる「ライン出しショット」。小祝流、ライン出しの極意を教えてもらおう。

PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/フェニックスゴルフアカデミー

小祝さくら 1998年生まれ。北海道出身。吉田直樹コーチのもとスウィングに磨きをかけ、昨シーズン2勝をマークした女子ツアー屈指のショットメーカー。ニトリ所属

●CONTENTS●
1. ラインが出るアイアン「4つのポイント」
2. フェースは返さない「体の回転で返るだけ」
3. 球が右に出るのは「手元が浮いている」から

GD 小祝プロはライン出しショットをよく使っていますね?

小祝 そうですね。パー4のセカンドやパー5のサードショットなどに使っています。

GD どうやって打っているのでしょうか?

小祝 私のライン出しは、インパクトですべてが決まる感じで、低く、真っすぐヘッドを動かして打つんです。

GD 低く、真っすぐですか。

小祝 そうです。インパクトゾーンでいかにフェースを真っすぐ動かせるかが勝負ですから、できるだけフェースの開閉を抑えて振っています。

GD なるほど。

小祝 そのため、クラブを短く持って、スタンスを少し狭くしてボールを右に置いて、自然なハンドファーストで、手を真っすぐ動かしやすい準備を整えておきます。あとは、体の回転を使って、“シュン!”ってインパクトするんです。

ライン出しのポイント1
体の回転でコンパクトに振る

「ライン出しは、方向性を重視したショットなので、ノーマルショットよりコンパクトに振ります。フェースを返さず、グリップがまだ胸の前にある状態でフィニッシュすることで、低く真っすぐな弾道になるんです」(小祝・以下同)

ライン出しのポイント2
クラブを少し短く持つ

「飛距離より方向重視のライン出しは、クラブを少し短く持ちます。これで、クラブの操作性が上がり、ボールの近くに構えることができます。また、球も低く打ちやすくなります」

ライン出しのポイント3
スタンスを狭く、ボール位置は右!

「たとえば7Iで、ノーマルショットならボールはスタンスの真ん中ですが、ライン出しのときは、右足をシューズ半分くらいスタンスを狭めます。これで、自然とボール位置が少し右になります」

ライン出しのポイント4
ヘッドを低く長く動かす

「ライン出しはインパクトがすべてで、低く、真っすぐクラブを動かします。でも、手を使うと球が曲がるので、体の回転でクラブを振る感覚が大切。フォローは低く、長く出していくイメージです」

>>フェースの開閉を抑えるにはどうすれば?
>>ラインを出そうとすると球が右に出るのは何が原因?

週刊ゴルフダイジェスト2023年3月28日号より