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【読者記者】No.1805「年齢のせいか、以前よりもアイアンの飛距離が落ちてきてしまいました」

読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「年齢とともにアイアンの飛距離が落ちてきた」というもの。果たして解決方法は?

PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/東京ゴルフスタジオ

読者記者No.1805 内田健さん

●55歳 ●自営業 ●ゴルフ歴/25年 ●ハンディキャップ/17 ●ベストスコア/81 ●アベレージスコア/88 ●169㎝・67㎏ ●ドライバー飛距離/250ヤード

先生/吉本舞

佐賀県出身。USLPGA「ティーチング&クラブプロフェッショナル」資格保持。楽しみながら上達を目指す。SNSでレッスン動画を多数公開。「東京ゴルフスタジオ」インストラクター

内田さんのお悩み
「アイアンの飛距離と精度が落ちてきた」


練習場では、今までとあまり変わらない球が出ていると思うんですが、コースに出たときにミスが多くなり、飛距離も出なくなった気がします。一体、何が原因でしょうか?


ダウンスウィング後半で、手首がリリースされるタイミングがやや早く(3コマ目)、これだと理想的なハンドファーストインパクトにはなりにくい

内田 コースに出たときに、以前より飛距離も精度も落ちたと感じることが多くなってきました。

吉本 もしかしたら、年齢を重ねたことで、手首の可動量が少なくなっているのかもしれません。ダウンスウィングのときに、右手首の曲げ角度が小さくなると、それだけリリースが早まって、右足の前で右腕とクラブが一直線になるような振り方になりがちです。そうなると、単純にダフりやすいですし、ロフトが寝て当たるので飛距離も出にくいです。

内田 手首は動きづらくなっている感じはしますね。

吉本 右足を1歩引いた状態で、腕をリラックスさせて連続素振りをすると、手首の動きを使って振る感覚がわかります。手首自体のストレッチにもなるので、コースでもボールを打つ前にやったりするといいかもしれません。

内田 下半身が動きづらいから、胸を回さないといけなくて、そうすると腕が楽に振れて手首もしっかり動きます。

<問題点>
手首が十分に動かずリリースが早まる

加齢によって、手首が動きにくくなることで、ダウンスウィングでの手首の「タメ」が作りにくくなり、コックが早くほどけてしまうことが多くなる

記者:番手を上げないと届かないことがあります
プロ:手首の可動量を確保すればまだまだ大丈夫です

ダウンスウィングにおける、いわゆる「手首のタメ」の大きさは、手首に無駄な力が入っていないという前提で、手首の可動量に比例する。加齢によって、どうしても手首は動きづらくなるが、動かそうと意識すれば可動量の維持は可能

Drill
右足を1歩引いて連続素振り

右足を引いて、下半身の動きに制限をかけて振る。動きづらい下半身の代わりに、胸(胸郭)を積極的に回して振る感覚が身につく

左股関節が上体の回転を受け止める

右足を引いて振るドリルのもうひとつの利点は、フォローで左股関節の動きを意識できること。左股関節を使い、左腰を回せないとフォローまで振り切れない

慣れてきたらボールを打ってみよう

胸(胸郭)も、加齢によって動きにくくなる部位のひとつ。あえて下半身を動きづらくして振ることで、強制的に胸の回転を促す。腕が振られる範囲も広がり、クラブの遠心力が増大することで、結果的に手首の可動量も大きくなる

Point 1
両腕を下から回してグリップする

胸の回転で腕を振るには、アドレスから胸(上体)と腕を一体化させることが大事。そのためには、腕は外側に回しながら下ろす

Point 2
インパクトゾーンは曲線をイメージ

ヘッドの軌道はインサイドイン。とくに、フォローを自然にインに振ることで、胸と腕が最後まで一体化した状態を保てる。曲線から外れるとミート率が下がる

<取材後記>
バランス力がアップした感じ

「右足を引いて振るドリルは、最初、足元がふらつく感じでしたが、慣れるとうまくバランスが取れるようになりました。コースは傾斜だらけなので、この練習はすごく効くと思います」

月刊ゴルフダイジェスト2023年3月号より