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【通勤GD】芹澤信雄「1番ホールの木の下で…」Vol.53 体に負担がないのが「いいスウィング」ゴルフダイジェストWEB

今週の通勤GDは、芹澤信雄「1番ホールの木の下で…」。その第53回。ケガを経験して、体に負担の少ないスウィングの重要性を再認識したという芹澤プロ。その点、芹澤メソッドの核である「レベルスウィング」は、体に余計な負荷をかけずにスムーズにスウィングすることを目指すので、年齢を重ねても長くゴルフを続けたい人には最適のメソッドだ。

前回のお話し↓

【通勤GD】
通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。ワンテーマを3回~6回のシリーズでお届け。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。

芹澤信雄プロ
1959年生まれ。ジャンボ尾崎に「世界一パーパットが上手い」と評されたパットの名手。1987~2000年にツアー5勝。その後シニア1勝。飛距離優先時代をショットの質で生き抜く。チーム芹澤ゴルフアカデミー主宰。

体に負担の少ないスウィングを目指す

ゴルフはやはりちゃんとしたスウィングを身につけたほうが体への負担が小さく、ケガもしにくい。僕が最近になって「レベルスウィング」を強調するようになったのも、「体の負担の少ないスウィング」というものを考えた結果なんです。

僕自身、アメリカツアーに挑戦して自分のキャパシティ以上の飛距離を求めたあたりから体への負担が増え、ケガをしがちになりました。しかし本当は、自分にムリのない範囲でスムーズなスウィングをしたほうがショットは安定するし、ケガもしにくいんです。

これはアマチュアにはとくに強く言いたいですね。ゴルフは生涯楽しめるスポ—ツですから、いま少々飛距離が伸びることよりも、70歳、80歳になっても元気にプレ—できるスウィングを身につけることを目指すべきなんです。

これは、自分でケガをして初めて身にしみました。「飛ぶ」という魅惑的な言葉に引っ張れてムリをするよりも、自分に合ったスウィング、ムリのないスウィングを目指してください。アマチュアの場合、ちゃんとしたスウィングを身につけさえすれば、飛距離は絶対的にアップします。飛ばしだけを追わないこと。

セールスポイントを見つける

ですから、たとえば今200ヤードしか飛ばない人が、「飛ぶ」というスウィング理論でムリをして260ヤード飛ばせることを目指すよりも、ムリのないスウィングで250ヤード飛ばせるようになったほうが、絶対的にメリットは大きいはずなんです。

僕自身、飛ばないプロゴルファ—でしたから、「飛ばす」ということへの憧れや渇望は強かったので、気持ちはよくわかります。

でも、若い頃「あと10ヤード」を求めてスウィング作りをしていたら、いまと同じ成績は残せなかったでしょうし、選手生命はもっと短く終わっていたかもしれません。

何より「小技で勝負する」という自分のセールスポイントを見失って、特徴のないプロゴルファーになってしまっていたでしょうね。もちろん「飛ばし」を否定するわけではありませんし、ゴルフというのは飛べば飛ぶだけ有利なスポーツです。

ですが、ムリにそれだけを追うことで失うものもあるということを忘れないでください。

私のセールスポイントは小技です

レベルスウィングは体にやさしい動き

【ポイント①】その場でクルッとスムーズに回転

首の太さくらいの軸をイメージし、その場でクルッと回転するスウィングなので、必要以上に体をねじったりして負担をかけることがない。

【ポイント②】左右の股関節に真上から乗る

体のねん転は、左右の股関節上に乗ることで自然と作ることができる。ここにバランスよく真上から体重をかければ、よけいなねじれや歪みは生じない。股関節上にしっかりパワーがたまれば、無理なく飛ばすことができる。

【ポイント③】下半身をエンジンに足踏みするように振る

スウィングのエンジンは、右に乗って左に乗るという足踏みするようなフットワ一ク。上半身の筋力でムリにパワーを絞り出したりしないので、体への負荷も小さいし、筋力に頼らずにスウィングのスピードアップが可能だ。

月刊GDより

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