高島早百合が明かす超効率スウィング『ドラコンクイーンが365ヤード飛ばすためにやってきたこと』【この本がスゴイ!】

2023.01.28

ドラコン競技で365ヤードという女子の日本最長記録を打ち立てた、プロゴルファーの高島早百合。いったいなぜこんなに飛ばすことができるのか。その秘密が、この一冊に詰まっていた。

高校卒業後、鳴り物入りでプロ入りした高島早百合だが、その後イップスに陥り、いつしかツアーから遠ざかってしまう。スポンサーも離れ、バイトで日銭を稼ぐ日々から、生まれ変わるきっかけとなったのが「ドラコン競技」だった。

【ノンフィクション】高島早百合「暗と明」イップスを乗り越えてドラコン女王へ
PHOTO／Tomoya Nomura、Yasuo Masuda 抜群のスタイルと美貌と飛距離でプロ入り後注目を浴びた高島早百合。いつしか表舞台から姿を消したように思えたが、今やユーチューブでも人気の飛ばし女子。彼女の人生は自分の「存在意義」を探す旅でもあった――。京都には、千年の都が醸す優美な明るさのなかに、ふとした暗さを感じさせるものがある。それ……

もともと飛ばし屋として鳴らした高島だが、ドラコンをやるようになってスウィングをイチから探求。ただパワーで飛ばすだけでなく、いかに効率よく力をボールに伝えるかを追求した結果、2018年のドラコン大会で365ヤードという驚異的な記録で優勝。どん底を経験したプロゴルファーが、新たな舞台で再び輝きを取り戻した。

ツアープレーヤーは、球を遠くに、正確に飛ばすことはできても、なぜそれができるのか、理論立ててスウィングを説明できる選手は少ない。しかし高島は、自身のスウィングの探求に加え、アマチュアへのレッスン活動も行っていることで、ボールをより遠くに、正確に飛ばすための体の使い方やヘッドの動きを、分かりやすい言葉で的確に伝えることができる。