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【プロスぺック】1Wは「ZX」のプロト、3Wは「RSジャスト」。日本女子オープンを制した勝みなみの14本

プロの14本のクラブセッティングと、それらのクラブを選んだプロのこだわりを紹介する連載「プロスペック」。今回は、日本女子オープンで連覇を達成した勝みなみのセッティングに注目。

PHOTO/Tadashi Anezaki、KJR、ゴルフ雑誌協会共同撮影

勝みなみ 1998年7月生まれ。鹿児島県出身。鹿児島高校1年で出場した2014年KKT杯バンテリンレディスで優勝。2017年プロ入り。日本女子オープンでは昨年に続き、今年も勝ち2連覇。ツアー通算8勝

日本女子オープンで2連覇を果たした勝みなみ。4日間アンダーパーで終えたのは3アンダーの勝と1打差2位の申ジエの2人のみ。高難度セッティングの紫CCすみれCでのプレーを支えた14本だ。ドライバーは未発表のスリクソンZXプロトタイプ。詳細は不明だがソールにはZX7とMKⅡの刻印が入っている。シャフトはディアマナGTの50S。調整シールには45.25インチの表示。

アイアンはスリクソンZX7とZX5のコンボ。経緯についてスリクソン担当者に聞いた。

「もともと4番アイアンからZX7を使用していましたが、昨年のミヤギテレビ杯の時、『もう少し、ロングアイアンの弾道を高くしたい』と要望があってゼクシオ含めてテストを実施しました。その結果、ZX5が弾道も打感も良いと選び、使い始めました。どちらのモデルもロフトやソールは調整をほぼ入れていません。ライ角のみ0.5度フラットにしています」

3番ウッドはプロギアのRSジャスト。同社ツアー担当に聞いた。

「勝プロがスプーンを探していると聞き、RSジャストの3番ウッドを試してほしい、と薦めたのがきっかけです。8月のニトリレディス練習日にテスト。『明日のプロアマで使ってみます』との言葉があり、翌日の結果は◎でした。『ヘッドの形が好みで構えやすく、一番飛ぶわけではないが、弾道の安定感と操作性が抜群です』と本人。このモデルはフェース全面にスコアラインが入っています。雨や朝露などウェットな状況でもスピンが入り、弾道が安定する点も気に入ったようです。フェースの向きは限りなくストレートに、ライ角はややフラットになるように組み上げてあります」

スリクソンZXプロトタイプと呼ばれているが、ソールにはZX7とMKⅡの文字。スリクソンの次期モデルと思われる。ロフト10.5度表示だがネック調整部分は「+1度」を指している。シャフトはディアマナGT(50S)
ロフトは15度。シャフトはディアマナPD(50S)。構えやすさ、コントロール性の高さ、弾道安定性の3点からチョイス
4I、5Iは高弾道が打ちやすいZX5。6I~PWは操作性の高いZX7。シャフトはいずれもN.S.プロ950GH neoだが、4Iと5Iは高く上がりやすいSフレックス。6I以降はX
ウェッジは50・54・58度の3本。すべてクリーブランドRTXジップコア。ソールはすべて地面のコンディションに対応しやすいMIDのバウンス10度

勝みなみの14本セッティング

週刊ゴルフダイジェスト2022年11月1日号より

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