【プロスぺック】1Wは「ZX」のプロト、3Wは「RSジャスト」。日本女子オープンを制した勝みなみの14本
プロの14本のクラブセッティングと、それらのクラブを選んだプロのこだわりを紹介する連載「プロスペック」。今回は、日本女子オープンで連覇を達成した勝みなみのセッティングに注目。
PHOTO/Tadashi Anezaki、KJR、ゴルフ雑誌協会共同撮影
日本女子オープンで2連覇を果たした勝みなみ。4日間アンダーパーで終えたのは3アンダーの勝と1打差2位の申ジエの2人のみ。高難度セッティングの紫CCすみれCでのプレーを支えた14本だ。ドライバーは未発表のスリクソンZXプロトタイプ。詳細は不明だがソールにはZX7とMKⅡの刻印が入っている。シャフトはディアマナGTの50S。調整シールには45.25インチの表示。
アイアンはスリクソンZX7とZX5のコンボ。経緯についてスリクソン担当者に聞いた。
「もともと4番アイアンからZX7を使用していましたが、昨年のミヤギテレビ杯の時、『もう少し、ロングアイアンの弾道を高くしたい』と要望があってゼクシオ含めてテストを実施しました。その結果、ZX5が弾道も打感も良いと選び、使い始めました。どちらのモデルもロフトやソールは調整をほぼ入れていません。ライ角のみ0.5度フラットにしています」
3番ウッドはプロギアのRSジャスト。同社ツアー担当に聞いた。
「勝プロがスプーンを探していると聞き、RSジャストの3番ウッドを試してほしい、と薦めたのがきっかけです。8月のニトリレディス練習日にテスト。『明日のプロアマで使ってみます』との言葉があり、翌日の結果は◎でした。『ヘッドの形が好みで構えやすく、一番飛ぶわけではないが、弾道の安定感と操作性が抜群です』と本人。このモデルはフェース全面にスコアラインが入っています。雨や朝露などウェットな状況でもスピンが入り、弾道が安定する点も気に入ったようです。フェースの向きは限りなくストレートに、ライ角はややフラットになるように組み上げてあります」
勝みなみの14本セッティング
週刊ゴルフダイジェスト2022年11月1日号より
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