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【プロスペック】打って良ければ即投入! 絶好調・比嘉一貴の14本セッティング

プロの14本のクラブセッティングと、それらのクラブを選んだプロのこだわりを紹介する連載「プロスペック」。今回は、先日のシンハン ドンヘオープンで今季3勝目を挙げ、賞金ランクトップを独走中の比嘉一貴のセッティングに注目。

PHOTO/Hiroyuki Okazawa

比嘉一貴

ひがかずき。1995年4月生まれ。沖縄県出身。東北福祉大学を経て2017年プロ入り。今季はBMW日本ツアー選手権、関西オープンに優勝、全英オープンにも出場。通算4勝

現在賞金ランク1位(9月8日時点)、賞金王も視野に入ってきた比嘉一貴。小さな飛ばし屋のクラブ選びについて、ブリヂストンゴルフのツアー担当に話を聞いた。まずはドライバー。

「去年、ニューモデルのBシリーズテストの場で、ほぼ1発打って、『これでOKです』と、今のB1ヘッドに決まりました。比嘉プロは低い球が得意ですが、低く打ち出す球はスピン量が肝心です。低スピンすぎるとドロップして低さを生かせないので、ある程度スピンが入ることが条件。それをほぼ1球のチェックで決めるところが彼らしいです」

比嘉自身は、「飛ばすだけなら9度のほうが有利だけど、スピン量とのバランスを考慮して10.5度を選んでいます」とコメント。前出の担当はシャフトについて、「長く(ツアーAD)『PT』でしたが、本人から『DI』を試したいと言われ、DIに替わりました。振り心地にクセがなく、球が左に行きにくいところが気に入っているようです」

アイアンは「Bリミテッド220㎆」。

「ずっとキャビティでしたが、去年の取手国際(5月のゴルフパートナーPRO-AM)の時に、『どうもつかまりすぎて、左に巻くんです』と相談を受け、別のヘッドを試しても上手くいかないなか、『いっそマッスルバックを打ってみたら』と薦めたら、『これがいい』と当時のマッスルバックを使い始めたんです。そして8月の日本プロから新しい『220㎆』。あれもこれもと細かく言わずに、打ってみて良ければ、『違和感ないです。これ使います』とバッグに入れます。決断が早くて、こっちが心配になるぐらいです(笑)」

弾道を低く抑えた時に、適度なスピンが入ることがヘッド選びの第一条件。それを考慮してロフトは10.5度。シャフトはこのモデルからDIにスイッチ。長さは45インチ。平均飛距離は293ヤード
比嘉はほとんどの試合で3Wをバッグに入れない。フェアウェイからのロングショットはこの5Wを多用する。シャフトはドライバーの流れで「ツアーAD DI-8」
「左に行きにくい」からと、昨年からマッスルバックを使用する。この「Bリミテッド220MB」は8月の日本プロから

4Uはウッド型からアイアン型の「ツアーB X-HI」にスイッチした

比嘉一貴の14本セッティング

週刊ゴルフダイジェスト2022年9月27日号より