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【プロスペック】「弾道、飛距離、振りやすさ」この3点が決め手! M・ペレイラの14本

プロの14本のクラブセッティングと、それらのクラブを選んだプロのこだわりを紹介する連載「プロスペック」。今回は、今季全米プロで3位に入るなど、今後の活躍が期待されるチリ出身のミト・ペレイラのセッティングに注目。

PHOTO/Blue Sky Photos

ミト・ペレイラ

1995年3月生まれ。チリ出身。米テキサス工科大に進学後、2015年プロ転向。2020-21年コーンフェリーツアーで3勝しPGAツアー昇格。今年の全米プロで優勝を争い3位タイ

チリ出身の27歳。PGAツアーは今季からフル参戦ながらプレーオフシリーズに進出した実力者だ。14本はすべてピン。現地のピンのレップに話を聞いた。

Q. ドライバーの「G425 MAX」(10.5度)はどんな経緯で選んだのでしょう。
A. ペレイラ選手は、MAXドライバーのミスが出にくい寛容性を好みました。そのやさしさに加えてMAXドライバーの右へのミスが出にくい性能も気に入りました。また、同時期にテストしたLSTドライバーよりも、わずかにスピンが増えたことで、弾道が見た目も数値も最適になりました。それが選んだ理由です。

Q. 3本のフェアウェイウッドはどれもネック調整でロフトを変えています。どんな狙いで変えたのでしょうか。
A. ロフトポジションの違いは、弾道と番手ごとの飛距離を最適にするためです。スコアメイクには欠かせない調整ですね。

Q. ドライバーを含めウッドのシャフトは全部ツアーAD DI。このシャフトについては?
A. ツアーAD DIの振り心地が素直なフィーリングを気に入り、スピンコントロールができる点も好んでいます。

Q. ウェッジは「グライド4.0」の46・52・56・60度。アイアンのPWを抜いて46度を入れた理由は?
A. グライド4.0の52・56・60度をテストした際に、46度も追加で打って、ウェッジの流れの形状と実際の弾道を見て投入を決めました。

Q. パターはヴォルトのデールアンサー。このパターの特徴は?
A. さまざまなパターをテストしたなかでデールアンサーの形状とTR溝による軟らかな打感を好んでいます。

ロフトは10.5度。ミスに対する寛容性の高いヘッドと振り心地が良くスピンコントロールができるシャフトの組み合わせ。平均飛距離は304ヤード
2016年モデルの「iブレード」を長く使用。以前はPWまで使っていたが、今はグライド4.0の46度にスイッチ。シャフトはダイナミックゴールドツアーイシューのオニキスブラック仕様を入れる

削り出し溝とフェース面をざらつかせたエメリーブラスト仕上げによりスピン性能が上がったグライド4.0の4本態勢。46・52・56度はオーソドックスなSグラインド。60度はソールの接地面が小さく応用が利くTグラインド

ヴォルト2.0は完全削り出しヘッド。フェース面には転がりが安定して、打感が軟らかなTR溝が入る。グリップはスーパーストローク

ミト・ペレイラの14本セッティング

3Wのロフト16度を14.5度、5Wは17.5度を16.5度に、7Wは20.5度を19.5度に立てている

週刊ゴルフダイジェスト2022年9月6日号より