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【ヘッドデータは嘘つかない】構えやすい! 打ちやすい! 安心感抜群のグローブライド「オノフアイアン アカ」

多くのクラブを手掛けてきた設計家・松尾好員氏が最新クラブを徹底的に計測・分析する「ヘッドデータは嘘つかない」。今回はグローブライドの『オノフアイアン アカ』を取り上げる。

安心感のあるヘッド形状

オノフ独自の、フェースを2段階の肉厚に設定し、フェース下部のたわみをアップするパワートレンチとLカップフェース構造により、実打球点の反発力を大幅にアップさせた『オノフアイアン アカ』を紹介する。ボールを強く押し出し、さらなる飛距離アップを実現する飛び系だ。

さっそく7番アイアンのクラブやヘッドを試打・計測していく。表記した数値はすべて実測値になる。クラブ重量が408.1gで、メーカー標準の軽量スチール『KBS ツアー ライト 100』仕様としては標準的だが、クラブ長さが37.38インチと長いので、クラブの振りやすさの目安となるクラブ全体の慣性モーメントが270万g・㎠とやや大きくなっている。この数値だと、ドライバーのヘッドスピードが45㎧くらいのゴルファーにとって、タイミング良く振れる設計といえるだろう。

詳細を見ていこう。アドレスするとアイアンヘッドとしては長く大きなフェースで、いかにも打ちやすそうな安心感がある。そして、日本モデルに多いストレートなリーディングエッジと丸いトップラインで球を包み込むイメージがあり、グースネックとアップライトなライ角もあいまって、球をつかまえようとしているのがわかる。

Point1 クラブ長さは37.38インチと長い
Point2 ヘッド重量は257.7gと軽い
Point3 クラブ重量は408.1gと標準的

ストロングロフトだが球は上がりやすい

実際に試打したところ、まずアドレスするとフェースの長さだけでなく、一般的なアイアンヘッドに比べてフェースが高いディープフェースであることに気づく。そのディープフェースのおかげで7番のリアルロフト角が28.0度のストロングロフトにもかかわらず、比較的ロフトが多めに見え、より打ちやすいイメージが出ている。

試打クラブは『KBS』の軽量スチールシャフトのフレックスS。シャフトは硬過ぎずやや軟らかめの設計で、ドライバーのヘッドスピードが42~43㎧くらいのゴルファーなら、このシャフトで十分だろう。フェース面は硬くインパクト音も高いが、その分、フェースの弾きはとてもいい。そして、大きなヘッドのためにネック軸周りの慣性モーメントが6217g・㎠と大きく、ダウンスウィングでのヘッドの返りが緩やか。中・上級者にとっては球が左につかまり過ぎず、フェード系弾道でピンをデッドに狙っていけるイメージを持たせてくれる。ちなみに、シニアゴルファーにも打ってもらったが、ロフト角が28.0度というのが良く、フェアウェイのあるがままの状態(ボールをドロップした状態)から7番アイアンでも球が上がるという声が多かった。リーディングエッジがシャープなので、ターフを取るようなダウンブロースウィングよりも、ターフをほとんど取らないスイープなスウィングのほうがソールの抜けはいいだろう。

左から、5I(22度)、7I(28度)、9I(37度)。ストロングロフトのアイアンだが、ディープフェース設計でそうは見えず、また62.3度というアップライトなライ角で球のつかまりがいい

【クラブ&ヘッドデータ実測値】

グローブライド

オノフアイアン アカ

松尾好員

まつおよしかず。往年の名手、S・バレステロス、I・ウーズナム、青木功、加瀬秀樹らのクラブ設計を担当。近年のクラブを知る“現代の知匠”。ジャイロスポーツ主宰

週刊ゴルフダイジェスト2022年7月5日号より