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3年前のドライバーはもう古い? まだまだ使える? 最新モデルと比較試打

最近では1年でニュードライバーが発売されることも珍しくなく、2~3年もするとすぐに「旧モデル」となってしまう。では、実際に3年前のモデルと最新のモデルとで、そこまで違いはあるのか? 3年前のクラブはまだまだ活躍できそうなのか。同カテゴリーの新旧モデルを打ち比べて徹底比較した。

PHOTO/Masuo Yasuda THANKS/明治ゴルフセンター、ゴルフパートナー明治ゴルフセンター八千代店

試打・解説/横田英治

プロ、アマ問わず、わかりやすいレッスンが人気。ギアに詳しく試打企画でもおなじみ。女子プロの岸部桃子を指導中。自らが主宰するゴルファーが集まる総合サロン「クラブハウス」が6月に千葉県にオープン

最新ドライバーは7~9万円はする。当然、毎年買い替えられる人は少ないが、自分のクラブはいつまで現役で使えるのか? そんな疑問から3年前と最新のモデルを比較してみた。どう変化しているのか? 横田英治プロは、

「メーカーによって変化の差は異なります。大きく進化したものもあれば、マイナーチェンジ程度のものまでさまざま。正直にいえば、3年前でもアマチュアなら十分でしょう。ただ振りが遅くなってタイミングが合わないなど、違和感があるようなら最新に替えるという選択肢も考えるべきです」

トラックマンで弾道データも計測

弾道計測器「トラックマン」を使い、ヘッドスピード43m/s想定で試打。レンジボール設定でスピン量や打ち出し、ボール初速などをチェックしつつ、横田プロによるインプレッションとともに比較試打を行った

キャロウェイ

ローグSTマックスはスピン量が適正化

「新製品が発表されたとき、あまり変わり映えがしないと思われたローグSTですが、今では高く評価されています。それはちゃんと正常な進化を遂げているからです。その変化のなかでいちばん感じたのは『スピン量の適正化』です。10年以上前からドライバー開発におけるテーマのひとつが“低スピン化”でした。ですが、スピン量は少なければいいわけではありません。適正なスピン量があるのです。そこに注目したのが最新モデルです。試打してみるとローグSTマックスは、3年前のモデルよりスピン量が若干増えています。スピン量が減りすぎると打ち手の操作が必要になりますが、ベストなスピン量になることでよりやさしくなり、イメージ通りのボールが打てました。一方で3年前のエピックフラッシュスターは一発の飛びも含め、飛距離性能の高さがあります。またローグSTマックスLSは思い切り低スピン化されており、シリーズ内で差別化が明確になっています」

ローグST マックス(2022年)
vs エピック フラッシュ スター(2019年)

「最初に感じたのは打感の変化です。スターは弾き感が強く、球離れが早いです。初速で飛ばす、という印象です。マックスはボールが吸いつく感じで球離れが遅め。打感が軟らかく、フェースに乗った感じでスピン量が適正化されています」(横田・以下同)

ローグST マックスLS(2022年)
vs エピック フラッシュ サブゼロ(2019年)

「最新のLSはロフト9度でしたが、スピン量1900rpm台も出ていたので明らかに低スピンです。どちらもヘッドは重めでややディープフェースですから上級者が叩けるクラブ。サブゼロは女子プロの使用率が高かった人気モデルで強弾道が魅力です」

テーラーメイド

M6の完成度は高い。ステルスは初速がアップ

2月に発売した最新モデル「ステルス」。カーボンフェース搭載という、新たなステージを作り出し話題を集めたが、横田プロは、「クルマでいうならフルモデルチェンジですから注目は高かったです。3年前のモデルはM5とM6ですが、試打すると改めてトータルバランスのよさを感じました。Mシリーズの最後のモデルですから、まさに成熟した仕上がりです。とくにアベレージ向きのM6は完成度が高いです。一方、最新のステルスですが、構えたときの印象が変わっています。ステルスはディープフェースなのでヘッドがやや小ぶりに見えます。ヘッドスピードは42~43m/sはあるといいです。総じてボール初速が上がるのは、カーボンフェースの効果といえるでしょう。低めの打音は上級者好みだと思います」

ステルス(2022年) ステルスHD(2022年)
vs M6(2019年)

●ステルス(左)……ヘッド体積460㏄/長さ45.75インチ/重量302g/ロフト角10.5度/テンセイレッドTM50(S)/8万6900円~【ボール初速65.7m/s】
●ステルスHD(中)……ヘッド体積460㏄/長さ45.75インチ/重量300g/ロフト角10.5度/テンセイレッドTM50(S)/8万6900円~【ボール初速65.5m/s】
●M6(右)……ヘッド体積460㏄/長さ45.75インチ/重量299g/ロフト角10.5度/フブキTM5(S)/中古2万3980円~【ボール初速65.5m/s】

「M6は弾道の高さ、スピン量など、イメージ通りの球が打てます。まだまだ使えます。ステルスとHDは初速の速さが際立ちました。一瞬、球を見失うくらい、ボールが強く飛び出します。ステルスはこれからが楽しみなモデルといえます」

ステルス プラス(2022年)
vs M5(2019年)

「M5はややつかまりづらいですが、そこがいいです。球筋を自在に操作できます。ステルスプラスは低スピンで強く叩いてもスピンが増えず、球筋が安定します。調整ウェイトもあり、より弾道を作っていきやすいです」

タイトリスト

打感が大きく変化した

タイトリストはフェース素材を変更。航空宇宙分野の素材「ATI425チタン」を搭載した。

「最新のTSiシリーズは打感が大きく変わりました。最新はフェースに吸いつくような気持ちのいい打感です。構えた印象では最新のほうがバランスはいいです。ほどよくつかまる『2』は、どちらもアマチュアにおすすめです」

TSi3(2020年)
vs TS3(2018年)

「どちらも弾道調整機能付きモデルですが、ヘッドスピード45m/s以上はほしいです。強振してもスピンが増えないので思い切り叩けます。最新のTSiシリーズは、打感が気持ちいいので球筋をコントロールしやすいです」

TSi2(2020年)
vs TS2(2018年)

「打感の違いもそうですが、こちらはヘッド形状が変わっています。最新のTSi2は少しシャローバックになったことで、よりやさしくなっています。深重心でミスヒットに強く、球もより上がりやすくなっています」

ピン

比較的差が小さかった

大慣性モーメント(MOI)が魅力のピンはどうか。「410も425も1年しか違いませんので性能差は比較的少ないです。ただ425はピン史上最大のMOIですからG410のほうが操作性は高いです。410は今も使っている選手がいますから現役でしょう」

G425 マックス(2020年)
vs G410 プラス(2019年)

「どちらもすごく飛ぶわけじゃないですが、とにかく曲がらないです。直進性の高さはアマチュアにもいいはずです。操作性を重視するなら3年前のG410のほうがおすすめです。425は打感が少し軟らかめになっています」

ゼクシオ

「11」はパワーがなくても振り切れる

最後は国産メーカーの雄、ダンロップ「ゼクシオ」を比較。

「ゼクシオ11と12を試打すると振りやすさに大きな変化を感じました。これはスウィングウェイトにも表れていますが、最新のほうが全体にしっかりした印象です。ヘッドスピードが35m/s以下に落ちた人は、3年前のモデルのほうが振りやすいはずです。逆に振り切れるならヘッドが重い最新モデルのほうが飛びます」

ゼクシオ12(2021年)
vs ゼクシオ11(2019年)

「3年前に比べ、最新はヘッドが少し重くなっています。スウィングウェイトにも出ていますが、振りやすさで考えれば11が合う人も。ヘッドスピードが38m/s以上なら12が合いますし、飛距離も出ます」

ゼクシオX(2021年)
vs ゼクシオX(2019年)

「ヘッドデータを見ると最新のXはヘッドが4.4g重くなっています。重心もやや浅めの設定です。ボール初速を上げたい表れですが、最新はカチャカチャ付きでリシャフトできますので、アレンジの幅が広がります」

3年前のモデルだとメーカー在庫がない場合もあり、ゴルフパートナー明治ゴルフセンター八千代店にて中古クラブを借りて試打した。ゴルフ場併設の同ショップでは、実際に試打ができるので便利だ。使用クラブを持っていけば、新古品と買い替えも可能で、お得に新しいモデルを手に入れることもできる。

週刊ゴルフダイジェスト2022年6月7日号より

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