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【ヘッドデータは嘘つかない】つかまった高い球で飛ばせる!「ゼクシオ12」ドライバー

多くのクラブを手掛けてきた設計家・松尾好員氏が最新クラブを徹底的に計測・分析する「ヘッドデータは嘘つかない」。今回はダンロップ『ゼクシオ12』ドライバーを取り上げる。

空力を考えた新ゼクシオ

日本国内では“王道”ともいうべき国民的クラブ「ゼクシオ」の12代目モデルのドライバーを紹介する。ヘッドのクラウン部に設けた凸部「アクティブ ウイング」がダウンスウィング時の空力をコントロールし、ヘッドのブレを抑え、「スリクソン ZX」シリーズでも採用された「軟・剛・軟・剛」の4層構造「リバウンド フレーム」との相乗効果でボールスピードアップを実現したモデルだという。

さて、クラブを計測していこう。数値はいつもどおり実測値だ。クラブ重量が285.8gと軽いですが、クラブ長さが45.75インチとやや長く、スウィングウェートもD4.0と大きいので、クラブの振りやすさの目安となるクラブ全体の慣性モーメントが294万g・㎠と大きくなり、この数値であれば本来はドライバーのヘッドスピードが46~47㎧くらいのゴルファーにとって、タイミング良く振れる設計といえる。

Point1 クラブ重量が285.8gと軽い
Point2 スウィングウェートがD4.0と非常に大きい
Point3 ヘッド重量は197.9gと標準的だがクラブ長さの割に重い

球がつかまるイメージが湧く

全体にオーソドックスな丸型ヘッドだが、アドレスするとフック2.0度という強いフックフェースと61.0度という超アップライトなライ角、そして前モデル「ゼクシオ11」よりもFP値(フェースプログレッション)が小さくなり、より球をつかまえたい気持ちが伝わってくる。加えて、ヘッドにはカチャカチャやウェートビスがないシンプルな構造も特徴だ。

実際に試打したところ、アドレスでは球をつかまえるイメージが出ており、兄弟モデルの「ゼクシオX」と比べると、やや縦長形状に見える。そして、ヘッドはシャローフェースだが、クラウンのフェース寄りが塗装されていないので「X」よりもロフト角が付いて見え、打ちやすそうに感じる。

試打クラブは10.5度で標準のゼクシオ MP1200(フレックスS)仕様。シャフトはかなり軟らかめで、ヘッドスピードが37~38㎧くらいのゴルファーでもSフレックスで十分に扱えそうだ。打ってみると適度にバックスピンが入ったハイドロー弾道が打ちやすく、球の弾き感もいい感じ。実際にヘッドスピードが遅め(自分のクラブでキャリーが180ヤード前後)のシニアゴルファーにも試打してもらったが、球がつかまったきれいな弾道、かつゼクシオらしい高いインパクト音で爽快感があり、満足した様子だった。また、クラブの長さの割にはヘッド重量が重いので、ヘッドの重さを感じてスウィングしたいゴルファーにピッタリだろう。そして、ヘッドのネック軸周りの慣性モーメントが8185g・㎠と非常に大きく、ダウンスウィングでのヘッドの返りが緩やかなので、フェースクローズを意識しながらスウィングしたほうが、より球をつかまえやすいだろう。

ライ角が超アップライトなだけでなく、フェースアングルも2.0度かぶっている強いフックフェースなので、球がつかまるイメージが出ている

【クラブ&ヘッドデータ実測値】

ダンロップ

ゼクシオ12 ドライバー

松尾好員

まつおよしかず。往年の名手、S・バレステロス、I・ウーズナム、青木功、加瀬秀樹らのクラブ設計を担当。近年のクラブを知る“現代の知匠”。ジャイロスポーツ主宰

週刊ゴルフダイジェスト2022年1月4日号より

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