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【ギア選びのウソホント】Vol.231「ウェッジの“芯”はソールにあり!」

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

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  • 「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説! >>前回のお話はこちら 今回はウェッジの打点について考えてみましょう。ウェッジはドライバーやアイアンのように打点が1点にはなりません。なぜならウェッジに求められるショットは多様だからです。たとえ……

ドライバーやアイアンと違い、ウェッジの打点は“線”になります。打点が1点にならないのがウェッジの特徴ですが、アマチュアは打点を安定させる必要があります。そこで考えたいのが、打点とソールの関係です。ウェッジのソールには必ずバウンス(ソールの出っ張り)があり、そのバウンスの頂点(最も出っ張った部分)が芯の真下になるよう設計されています。

つまりバウンスの頂点が使えているかどうかで、打点の安定度がわかるわけです。たとえば、ソールの傷がリーディングエッジ側についている人はハンドファーストが強いか、入射角が鋭角すぎて、バウンスが使えていないことになります。バウンスの頂点がないトウ側やヒール側につく人も同じことが言えます。

リーディングエッジからソール中央、バウンスの頂点まで傷がつくのが理想です。この傷がついていれば、安定したアプローチができますし、転がしたり、スピンをかけたりすることも難しくありません。ウェッジにおいても芯でボールをとらえることは重要です。アプローチでザックリ、トップ、引っかけ、シャンクなどが出る人はソールをチェックしてみましょう。ウェッジの“芯”はソールにあることを忘れないでください。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2025年5月13・20日合併号より