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【ギア選びのウソホント】Vol.230「ウェッジの打点は点ではなく線!」

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

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  • 「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説! >>前回のお話はこちら 前回に引き続き、アイアンの打点について考えていきます。アマチュアのミスは、トップとダフリが多いはずです。ダフリの場合はスウィング軸の問題ですから、頭の位置を安定させる必要がありま……

今回はウェッジの打点について考えてみましょう。ウェッジはドライバーやアイアンのように打点が1点にはなりません。なぜならウェッジに求められるショットは多様だからです。たとえば、低く打ち出してスピンをかけたり、手前ピンに寄せるためにフワッと上げたり、奥のピンに向かってピッチ&ランで転がすなど、ウェッジではさまざまな打ち方が求められます。そうなるとウェッジの打点は点ではなく、線になるのが自然です。

フェースセンターの下からトウ側へ斜めに球焼け(こすり跡)する打点が、プロや上級者には多いのですが、これはフェース面でボールが転がった証しといえます。つまりウェッジはボールを点でとらえるクラブではないということです。もちろんフルショットすれば、ヘッドスピードが上がりますから点でとらえるインパクトになります。

ですが、基本的にウェッジはコントロールショットがメイン。ヘッドスピードが遅いほど、フェース面でボールが転がる、つまり打点は動くと考えるべきです。ただ、ウェッジの打点もアイアンと同様、安定させなくてはなりません。そこでカギを握るのが、打点とソールの関係です。これについては次回詳しく解説します。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2025年5月6日号より