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【ギア選びのウソホント】Vol.201 FWも進化させる「GT」の新素材

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

タイトリストの新作モデル「GT」シリーズ。従来素材の3分の1程度の重さの“新素材樹脂”のクラウンを採用することによって、軽くなった分の余剰重量を、ヘッド内部に適正に配置。低重心で有効打点距離も長くなり、実際にボールを打ってみても、打ち出し角高めで、ボール初速も1~2m/sほど上がりました。

この新素材の樹脂によるクラウンの“超軽量化”。その恩恵は、チタンヘッドのドライバーだけでなく、メタルヘッドのFWにも及びます。従来のFWのクラウン部分はチタンよりも比重の重いステンレスですから、新素材を採用することによって、より“大きな”余剰重量に。ドライバーに比べて、地面から打つFWは、操作性や抜けの良さといった部分からもヘッドの大型化はしにくいもの。ヘッドサイズは小ぶりなままでも、“大きな”余剰重量によって、ヘッド内部の設計の自由度が増し、3W、5W、7Wといった番手、ロフトごとに適正な重心位置の設定が行えるのです。

「世代を超えたテクノロジー」を意味する「Generational Technology」の名を持つ「GT」シリーズ。ぜひ、お試しいただければ、と思います。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2024年10月1日号より