ドライバーは最新。でもウェッジは…「この顔に代わるものが見つかりません!」小祝さくらの14本
PHOTO/Tadashi Anezaki
プロの14本のクラブセッティングと、それらのクラブを選んだプロのこだわりを紹介する連載「プロスペック」。今回は、今季絶好調! 小祝さくらのセッティングに注目。
小祝さくら
1998年生まれ、北海道出身。ツアー通算4勝。黄金世代の一人で、今年はすでにダイキンとTポイントで優勝、スタジオアリスも2位と好調をキープ。今も最も注目のプレーヤーのひとり
開幕戦を制するなど好調な滑り出しを果たした小祝さくら。バッグの中には新旧のクラブが入り混じっているが、そこには彼女なりのこだわりが詰まっている。
「新しいクラブが出てもすぐに替えるということは基本的にないんです。ウェッジはたぶんプロテストを受けた頃からずっと使い続けているものです。いろんなウェッジを試すことはするんですが、このクラブの顔が好きで替えることができないんです」
一方でドライバーは今シーズンから新モデルを投入し、それが好調の要因にもなっていると話す。
「このドライバーにしてからボールが強くなりました。前作からすんなり移行できたことが開幕から3戦で2勝できた要因になっているのかもしれません。ドライバーの調子がいいと感じる日は、どんなに狭いホールでもティーショットでドライバーを持つことができます」
今のクラブセッティングに対して100点満点だと絶対的な信頼を持っていることが今季の好調を支えていることは間違いない。また、コースによって5番ウッドを入れて、3UTを抜くなど臨機応変に対応しているところからも、ゴルフ力の高さが垣間見える。目標の賞金女王に向けて、まだまだ快進撃は続きそうだ。
ドライバーは自身の調子を測るバロメーターになっているようで、調子がいいと感じるときはどんなに狭いホールでもドライバーを手にするという。このニューモデルにしてから球質が重くなり、コントロール性も高くなった
アイアンに関しては、新しいモデルを試したところ、データ的には前モデルとそれほど変わらなかったため、あえて替える必要はないと判断
オフにデータを計測したところ、センターシャフトがマッチすると判明。左に引っかけるミスが減少し、不安なくパットが打てるようになったという
週刊ゴルフダイジェスト2021年4月20日号より
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