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【ギア選びのウソホント】Vol.149 夏ゴルフのオススメセッティング

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

連日連夜暑い日が続いておりますが、体調に気を付けながらラウンドを楽しんでいただければと思います。さて、夏ゴルフでは他のシーズンと違うことがいろいろありますので、夏ならではのギア選びをお伝えします。

まず、夏の日差しが強いので、かなり硬いフェアウェイが出来上がります。これは砂が入っていないバンカーと似た状況で、バウンスが多いとヘッドは地面に弾かれてしまいますので、トップのミスが多くなります。できればバウンスが少ないモデルの使用がいいでしょう。また、夏のラフは力強くいつもよりも芝が伸びて、ボールが芝の上に浮くこともあります。そんなときに起こりやすいミスはヘッドがボールの下をくぐってしまう“だるま落とし”。いつも58度でアプローチしているのであれば、少しロフトが立っている54度を使用することで“だるま落とし”のリスクは少なくなります。

最後に、パッティングです。グリーンはそもそもラフのように芝が長くはありませんが、いつもよりも発育が良く、芝が長くなるので球が沈みます。その状態でのストロークはボールが跳ねてしまい、良い転がりにはつながりません。少しロフト角のあるパターをお使いになることをオススメします。

堀越良和

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2023年9月5日号より