Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • ギア
  • 【ギア選びのウソホント】Vol.145 太くて長いグリップが使えるようになったのは素材の進化のおかげ?

【ギア選びのウソホント】Vol.145 太くて長いグリップが使えるようになったのは素材の進化のおかげ?

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

前回、リッキー・ファウラーのような36インチ以上のパターに長くて太いグリップを挿し、余らせて握ることができるようになったのはグリップ素材の進化のおかげであると触れました。それはどういうことか説明していきます。

タイガー・ウッズが長年愛用している『ピストル グリップ』。この素材はラバーで、その歴史は古く、1970年代初頭にピンの創業者カーステン・ソルハイムが開発しました。グリップの長さは約12インチで、重量は約60g。ラバー素材でファウラーのように太長グリップを作るとなると、長さと太さが増えますので、その重量は200gを優に超え、もしかするとパターヘッドと同じくらいの重量になることも考えられます。

対して、ファウラーの使用する『スーパーストローク ゼナジーツアー3.0(17インチ)』の重量は約100gで、『オデッセイ ジェイルバード』のヘッド重量が約400gということもあり、適度なカウンターバランスを保ちながらストロークしやすい仕様といえるでしょう。このパターグリップの軽量化を成功させたのは、軽い素材(ポリエステル)が生まれたことで設計の自由度が増し、加工の技術が向上したからと考えられるのです。

堀越良和

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2023年8月1日号より