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渋滞しらず! 酒飲みゴルファーの強~い味方「クラブバス」【明日使えるゴルフ用語】

普段当たり前のように使っているゴルフ用語だが、その成り立ちや意味を問われたときに、正しく返せるだろうか? ここではラウンド中の会話やゴルフ仲間とのやりとりで使える、ゴルフ用語にまつわるうんちくを紹介する。


クラブバス


ゴルフを始めるうえで最も高い障壁のひとつが、ゴルフ場への移動。広大な敷地が必要になるゴルフ場は、とりわけ土地の限られた日本の都市部では、郊外に造らざるを得ない。当然、移動はクルマがメインになる。

しかし昨今はクルマ離れもあり、とりわけ都市部に住む若者は、クルマを持たない人が多い。若者同士でゴルフへ行こうと思えば、レンタカーやカーシェアを利用する必要が出てくる。そのぶん出費が嵩むし、乗り合いの場合は1人1人ピックアップしていく必要もあるので、時間もかかってしまう。

しかし、クルマを使わなくても、ゴルフ場に行く手立てはある。それが、電車+クラブバスだ。

ゴルフ場では、電車を利用するゴルファーのために「クラブバス」を運行している場合も少なくない。クラブバスは、ゴルファーが無料で利用できる送迎バスで、コースの最寄り駅から発着している。朝のスタート時間と夕方の帰宅時間に合わせて、30分に1本程度運行される。

クラブバスがあるコースでは、ホームページのアクセス欄などにバスの運行時刻や駅からコースまでの所要時間が記載されているので、利用する場合は事前にチェックしておこう(コースによっては事前に予約が必要なケースもある)。

クラブバスは20人程度が乗れるマイクロバスの場合が多く、駅のロータリーなどに停車している。車体にゴルフ場名が書かれているので、似たようなバスが停まっていても迷うことはないだろう。

渋滞しらず! 仲間と”反省会”も

電車+クラブバスでゴルフ場に行くメリットは、

●到着(帰宅)時間が読みやすい
●交通費を節約できる
●プレー後に運転の必要がない
●プレー中やプレー後にお酒が楽しめる

などが挙げられる。

とりわけ、行楽シーズンの週末は、渋滞に巻き込まれるケースが多く、到着が遅れたり、帰るのが思ったよりも遅くなってしまいがち。朝早いゴルフで、コースでお風呂に入ったあとの帰りの運転は眠気にも苛まれるため、渋滞は余計にツライものがある。

その点電車なら渋滞の心配もなく、帰りの車内で寝ることもできる。またプレー後に駅前の居酒屋で反省会を兼ねて一杯、ということも気兼ねなくできる。

一方デメリットとしては、

●早いスタート時間には間に合わないケースがある
●キャディバッグを事前にコースに送る必要がある(持ち運んでもいいが、電車内では不便)
●帰りのバスの時間が合わずに、コースで待ち時間が発生するケースがある

などが挙げられる。

たとえば7時台のスタートで、1時間前にコースに着くことを考えると、始発でも間に合わない可能性は高い。またキャディバッグの郵送には往復4000円近くかかるので、電車代と合わせると必ずしも安いとはいえない。節約するなら家からキャディバッグを担いでいく手もあるが、駅から離れていると、なかなかの苦行だ。心と体に余裕があるときは試してみてもいいだろう。

こうしたデメリットこそあれ、クルマがなくてもゴルフは十分に楽しめる。電車+クラブバスでいくゴルフ、まだ経験したことのない人は、ぜひ一度体験してみよう。

>>コースに届いて、コースで返却
キャディバッグごとレンタルする手もあるぞ!