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ヤバッ、肩の高さからドロップしちゃった!「すぐにやり直すからなかったことに…」は許される?【これだけゴルフルール】

2019年のルール大改正でやさしくなったとはいえ、まだまだ複雑なゴルフルール。すべてを頭に入れておくのは大変だが、ゴルフを楽しむうえで、最低限のルールは覚えておきたい。今回は、「ドロップルール」に関する基本のルールをおさらい!

ついつい昔の感覚で、肩からドロップ……すぐに訂正すれば罰はない!?(PHOTO/Shinji Osawa)

うっかり肩の高さから落としても心配無用?

2018年末に「新ルール」が発表されてから、はや4年が経とうとしている。当初は戸惑った「ピン挿しパット」も今や普通の光景となり、むしろピンを抜いてパットをするとかえって不安を覚える向きも多いのではないだろうか。

もうひとつ大きな変更点のひとつに、「ひざの高さからドロップ」があった。こちらも改正直後はうっかり肩の高さからドロップしてしまうシーンをよく見かけたが、今ではすっかり定着した感がある。

とはいえ、ブランクがあり最近ゴルフを再開した人などは、つい以前のように肩の高さからドロップしてしまうケースもあるだろう。そんなときはどう処置すればいいのだろうか?

実は、万が一肩の高さからドロップしてしまっても、焦る必要はない。ストロークを行う前であれば、罰なしにやり直すことができる。

訂正せずに球をプレーしてしまった場合は、1打の罰を受けることになる(プレーはそのまま続行)。また、間違ったやり方でドロップした球が救済エリアの外に転がり、そのままプレーしてしまった場合は2罰打となる。

救済エリアは1クラブ? 2クラブ?

以前のルールでは、ドロップした球が落下したあとに転がっても、落下地点から2クラブレングス以内に止まれば問題なかった。しかし改正後のルールでは、決められた「救済エリア」の中に球が止まらないと、再ドロップする必要がある。意外と忘れがちな部分なので、再度確認してもらいたい。

ちなみに「救済エリア」の範囲は、「1クラブレングス」または「2クラブレングス」で、救済の種類によって異なる。どの場合が1クラブでどの場合が2クラブ? というのは、個別に覚えようとすると難しいが、アンプレヤブルとペナルティーエリアの「ラテラル救済」(止まった球の横に動かせる救済)の場合は2クラブ、それ以外は基本1クラブレングスと覚えておこう。

1クラブの範囲というと、それほど十分な救済が受けられないと思うかもしれないが、障害物などからの救済は「ニヤレストポイント(障害が邪魔にならない最も近い場所)から1クラブ」なので、意外と遠くまで動かすことができる。運が良ければラフのボールをフェアウェイにドロップできるケースもある。

ちょっとしたことだが、これだけでもスコアに影響するので、ルールはしっかり覚えておいて最大限に活用するようにしよう。

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