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【ゴルフせんとや生まれけむ】定詰雅彦<後編>「地区決勝で苦戦、目指すは“全国”です」

ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、前回に引き続き元プロ野球選手の定詰雅彦

前回のお話はこちら

ベストスコアの70が2回出たのは、最初が市原ゴルフクラブ市原コースで、2回目が千葉よみうりカントリークラブ(いずれも千葉県)でした。どちらもパブリック選手権(現・全日本アマチュアゴルファーズ選手権)のミッドアマチュアの地区予選です。

地区予選で70が出ると予選通過ですが、その次の地区決勝がなかなか通過できません。今の目標は地区決勝を突破して全国大会に行くことです。昨年からは55歳以上のシニアにも出られるようになりました。シニアだと飛距離が出るほうですから全国大会出場を狙っていましたが、昨年の地区決勝はいい当たりをしてもフェアウェイを突き抜けたり、フェアウェイに飛んでも中途半端な距離が残ったり、飛距離がアドバンテージになりませんでした。


地区予選は新君津ベルグリーンカントリー俱楽部(千葉県)で出ることが多いのですが、このコースは1年に5回くらいラウンドしますから自信を持ってクラブを振ることができます。もちろんミスも出ますが、安心して振るとミスしてもあまり気になりません。

だけど昨年のシニアの地区決勝会場は初めて回るコースでしたから、最初はどこに打っていいかわかりませんでした。ヤーデージブックを見ながらラウンドするんですけど、腹をくくって振れませんからボールも余計に曲がります。今年のシニアの東日本地区決勝会場はハーモニーヒルズゴルフクラブ(栃木県)ですから、地区予選もそこで1回出てみようと考えています。

ちなみに僕がパブリック選手権に出始めたころは西日本地区の予選に出場していましたから、プロゴルファーの中西直人選手が中学生くらいのときに同組で回ったことがあります。スポーツオーソリティ日野根店(大阪府泉佐野市)に勤務していたとき、僕が通っていた練習場に彼もたまに来ていたんですよ。明らかに球質が違うボールを打っていたので「この子すごいな」と思いました。一緒に回ったときのスコアは覚えていませんが、彼はパープレーくらいで回っていたはずです。ただし、ドライバーが真っすぐ飛んだときの飛距離は負けていなかったと記憶しています。

ただ、今のところシニアでは飛距離が武器になっていませんから、今年の地区予選ではテーラーメイドのミニドライバーを使う作戦を立てています。僕がスポーツオーソリティで働き始めたころに初代300シリーズが発売されて買いました。今のミニドライバーは見た目が当時と同じようにカッコよく、最新のテクノロジーが搭載されています。僕のエースドライバーはタイトリストTS4で、それよりも飛距離は落ちますが、曲がりが少ないんじゃないかなと。

要するに僕はドライバーでも球筋をコントロールしたいのです。だからフェアウェイウッドは3番のみで、その下にタイトリスト712Uの2番アイアンを入れています。アイアンはミズノプロ120を3番からピッチングまで並べ、ウェッジはミズノT20の54度と60度の2本。このセッティングで全国大会初出場を目指します!

定詰雅彦

じょうづめまさひこ。1966年、広島県生まれ。90年ドラフト2位でロッテに入団。91年開幕戦で公式戦初出場。94年に正捕手に定着。97年にトレードで阪神に移籍。00年現役引退後はメガスポーツに入社。現在はスポーツオーソリティ幕張新都心店に勤務。

週刊ゴルフダイジェスト2022年5月31日号より