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【たま~に80台で回りたいッ!】Vol.58「中古ドライバー、“ウェイト調整作戦”の全貌」

飛距離が出なくても、練習量が少なくても、たま~に80台で回るゴルフは十分に可能! コラムニストの木村和久がシニアのための89ビジョンを指南。

ILLUST/Shinichi Hoshi

>>前回のお話はこちら

ここ半年ほど中古ドライバー探しとウェイト調整に励んでおり、やっと目的達成となりました。この作業はあくまで個人的な“自己流”で、皆さんにどこまで推奨できるかは未知数だし、保証もありません。

でもこの体験を書かずにいられません。良いドライバーとは何かを一緒に考えたいと思います。


きっかけは狭いホール攻略

クラブ探し&いじりを始めるきっかけは、ホームコース扶桑CCにある少し狭いホールの攻略でした。ドライバーでこわごわ打つと、ショットがブレてワンペナになることも。スプーンで打っても同様な結果になりがちです。

そこで何か対策を考えねばならない。最初は当たりのいいスプーンや、曲がらないドライバーを探しましたが不発でした。

今のベストクラブに戻る

実は自分の持っているベストドライバーは、扶桑CCに置きっ放しにしているマグレガーのNV301です。10年も前のクラブですが、フィッティングしてあり、そこそこ飛びます。

点数でいえば100点中80点ぐらいかな。これを改良して90点ぐらいにできないか。試しにとネットオークションで、NV301のSR(硬さ)を買ってみることに。それが2000円という安さ、迷わずポチりました。そして購入し驚くべきことが判明したのです。

吊るしとリシャフトの違い

すでに持っている改造ドライバーのシャフトはディアマナのRで、全長を半インチ短くしてあります。そして2000円で買ったドライバーとの違いに気づきます。

それはヘッドの底に付いているウェイトでした。2000円の中古は10gと3gの計13g。リシャフトしてあるほうは10gと7gの計17gです。しかも重いウェイトの場所は、つかまりがよくフックが出やすいヒール側。そこが4g重いのです。さっそく板鉛2枚、4g分をヒール側に貼り中古品を打ってみます。

う~ん、板ウェイトは重量配分が広がるのか、貼る位置が悪いのか? さほど効果なし、困ったぞ。

偶然ウェイトを発見する

さてどうしたものか? ドライバーは、扶桑CCに置きっ放し。代用品はないか探したら、ゴルフの工具入れの隅っこに、同型のウェイトを発見します。重量が書いてないけどまあいいか。ダメモトではめたらピッタシ、感触良好、早速試打します。

練習場に行って試打したら最初の2球ぐらいが、ちょっとヘッドが重いと感じてイマイチでしたが、それからはナイスショットの連発で、しかもほとんど曲がらないからびっくり。なんだこれは? ひょっとしてウェイト調整だけで、リシャフトしなくてもイケるのか。早速コースに出陣です。

見事ウェイト調整成功

最初からショットはほとんど曲がらず、ストレート系のボールが出て、しかも飛距離もアップ。

その後、扶桑CCの狭い苦手ホールを打ちましたが、コース真ん中にドスンと打てました。いや~見事苦手ホール克服です。

その後計4回ほどラウンドしましたが、大ミスがなく平均80台のスコアが出ています。そして分かったのが、自分が入れたウェイトの重量です。なんと10gでした。どうりで重かったですね。結果リシャフトしてあるクラブもウェイトを10g+10gにして、90点のクラブが出来上がり実に満足です。

重いドライバー飛ぶ説

ミスの功名とでも言いますか、市販の吊るしドライバーより7gもウェイトを増やした結果、それが一番飛ぶことになるとは。

結果、NV301をヤフオクでもう1本購入、5000円なり。さらにウェイトをマグレガーの通販サイトで売っているのを見つけ、注文しました。

今までドライバーは軽いほうが振りやすいと思っていましたが、重くてもいいのではないか。クラブヘッドが重いと速く振れないから、結果振り急ぎが防止できます。ヘッドが重いと飛距離が出るし。大谷選手の片手ホームランの原理です。当たれば片手でも飛ぶと、このドライバーは多少当たりが薄くても飛びますね。

今ウェイト調整できるドライバーが花盛り、重めを装着し実験するのもありだと思います。リシャフトするよりリスクは低いし、ダメなら戻せばいいし。やってみてはいかがでしょう。

教える人/木村和久

「89ビジョン」をはじめ様々なゴルフの楽しみ方を提案するコラムニスト。ベストスコア75。01年鶴舞CCキャプテン杯優勝。ゴルフ歴は35年。現在は扶桑CCのメンバー

週刊ゴルフダイジェスト2026年6月2日号より