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【ゴルフせんとや生まれけむ】鈴木紗理奈<後編>「仕事にも生かせるかも? ゴルフで学んだ“マネジメント”」

ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、前回に引き続きタレントの鈴木紗理奈氏。

>>前回のお話はこちら

私はもともと猪突猛進な性格で、何事にもガンガン攻めていっちゃうタイプ。これってゴルフには一番向いていないタイプですよね(笑)?

林の中に入ったからって横に出すなんて絶対にダメで、ピンチになればなるほどムキになって、無理なのを承知で絶対に抜けそうもない隙間を狙って大ケガしちゃうのが常でした。ところが、そんな私も最近はマネジメントというものを覚えてですね(笑)、「届くかもしれないけど、リスクが高いから手前から攻めよう」などと考えるようになったんですよ。すると結果的に、以前のようにイケイケだったら間違いなくトリプルを打っていただろうなと思える状況でも、上がってみたらボギーで済んだなんてことが多くなってきたんです。これって人生でも同じようなことがありますよね? 


ゴルフをやるようになってから、人として学ぶことも多く、「この考え方、仕事にも生かせるかも」と感じることも多々あります。人生が豊かになった気もしますし、ゴルフはいろいろな学びを与えてくれますね。

肝心のスコアのほうは、埼玉の越谷GCで出した92がベストで、基本的に100前後をウロチョロしています。熱心にラウンドしているんですが、スコアはそれに伴っていないのが現状。もっともっと上手くなりたいんです。目標は90台前半をコンスタントに出して、時には80台がマークできるくらい。それぐらいのレベルになると、まず格好いいですよね。それで、そこそこ上手な男の人に「たまに紗理奈に負けるんだよなあ」って言ってもらえるようになると、さらに楽しくゴルフができそう(笑)。でも、今はまだそのレベルには全然達していなくて、スコアに満足できない時は必ず「(ゴルフを始めて)まだ2年弱やからね」と言って周囲にアピールするなどして、人間の小ささを見せています(笑)。 

楽しいのは大好きですが、猪突猛進に加えて負けず嫌いな性格でもあり、スコアアップはもちろん目指したい。課題はドライバーを含むウッド系。これがほんとに苦手なんです。一方で、60度と7番アイアンが好きで、自分でもまあまあだと思っているのですが、いかんせんドライバーがヘタ過ぎて全然飛ばないのがネック。できれば赤ティーから白ティーに変えたいんですけど、それはドライバーがせめて200ヤードは飛ぶようにならないと無理かもしれないですね。そこが今の私の大きな課題です。

さて、最後にもう一つ、ゴルフの夢を語っておきましょう。母に20年ぶりにもう一度ゴルフをしてもらうという夢は叶ったので、今度は今、海外に留学中の息子も交えて親子3代でラウンドすること、それも私の夢です。息子とは1回だけコースを回ったことがありますが、彼いわく「面白くない。ゴルフをやる時間があったらほかのことをやりたい」そうで、全然興味を示さないんです。私が強制してやらすのは違うなと思って、今は彼の意思を尊重していますが、近い将来、何とか一度でいいから実現できればいいなと思っているんですよ。

鈴木 紗理奈

1977年、大阪府生まれ。92年「第6回全日本国民的美少女コンテスト」で演技部門賞を受賞したことをきっかけに芸能界デビュー。バラエティを中心にタレント、女優、歌手としてマルチに活躍。ベストスコアは92

週刊ゴルフダイジェスト2025年10月28日号より