【ゴルフせんとや生まれけむ】高島礼子<後編>「周囲からは“体育会系ゴルファー”と思われてしまうんですが…」

ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、前回に引き続き俳優の高島礼子氏。
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- ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、俳優の高島礼子氏。 本格的にコースを回るようになったのは4、5年くらい前からです。実は20歳くらいのとき、仕事関係の皆さんの影響もあって一度始めてはいたんですよ。でも、当時は自分自身がゴルフに全然興味が持てなくて……。仕事のため、ただでさえ……
ゴルフは大好きなんですが、実はスコアにはこだわりがなくてベストは119。しかも、それを気にしていないというね(笑)。でも時間があればラウンドがしたくて、友達になった若いゴルフ女子にもちょくちょく声をかけています。でも、平日だとなかなか一緒にやってくれる人が見つからなくて、しょうがないので(笑)、ツーサムOKのコースを探しマネジャーと2人で回ったりしています。その時は会話は基本的になしで、お互い「ナイスショット」も言わないという取り決めもしていて(笑)、ひたすら自分たちのプレーに徹しているので1時間40分で回れちゃいます。
ちなみに私のゴルフファッションはけっこう地味です。もともとシックな感じのパンツスタイルが好きで、パッと目を引くようなスカートがはけないんですが、それだとどうしても保健体育の先生みたいな感じになっちゃうんですね。すると、周囲から「礼子さんは体育会系ゴルファー」と思われちゃってスコアとのギャップが生まれちゃう(笑)。なので、最近は明るめの色合いの、長めのショートパンツをはいたりしています。これで少しは体育の先生感も払拭できるかなあって内心思っているんです。
よく行くゴルフ場は千葉国際CCや丸の内倶楽部など千葉方面が多いです。そうそう千葉国際といえば、4、5年前にゴルフを再開したての頃、大西ライオンさんがレッスンプロの資格を取ったというのでここでラウンドレッスンをしてもらったことがあります。でも、ライオンさんがめちゃくちゃ真剣で……。いえ、真剣なのはいいんですよ(笑)、でも、コース自体なかなか手ごわいのにライオンさんがスパルタすぎて途中で倒れちゃうんじゃないかと思ったくらい。倒れませんでしたけど(笑)。
あと、丸の内倶楽部にはクールカートというエアコン付きのカートがあるそうですね。台数が限られているのか去年の夏は巡り合うことができなかったので、ぜひとも体験してみたいです。
それと、回ったことはありませんが、ぜひ一度プレーしてみたいのが東京クラシック。なかなかラウンドできない名コースですが、先日、ある先輩の女優さんが会員だということを知って「今度連れていってください」とお願いしておきました。これで一歩夢に近づいたかな(笑)。
最近、やれば上達する楽しみのようなものがわかってきたので、もっと練習しようと思っているところなんです。大人になってから何かを学ぶとか誰かに教えられたりする経験ってそれほどないでしょう。そんな意味でもゴルフは魅力的だと思います。
ただ、これだけゴルフにハマってしまっている私ですが、実はただいま封印中。というのも、8月30日から9月21日に大阪の新歌舞伎座で石井ふく子先生の白寿記念公演「かたき同志」に出演させていただくことになっているからです。共演は藤山直美さん。橋田壽賀子先生作の笑いと涙の下町人情物語です。約1カ月もの長丁場の舞台ですからなんといっても体力が肝心。ゴルフで培ったフィジカルで頑張るつもりです。そして、涼しくなった秋からはたくさんラウンドしますよ。

高島 礼子
たかしま・れいこ。1964年生まれ。横浜市出身。アマチュアレーサー、モデルとして活躍後、25歳で本格的に女優デビュー。数々のテレビドラマ、映画に出演。8月30日~9月21日は大阪の新歌舞伎座での舞台「かたき同志」が控える
週刊ゴルフダイジェスト2025年6月24日号より