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【ゴルフせんとや生まれけむ】メイン平<後編>「父と青島GCを回るのが楽しい」

ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、前回に引き続きラグビー選手のメイン平氏。

前回のお話はこちら

ゴルフを始めたのは父の影響です。父はゴルフが大好きで80台前半で回るぐらいの腕前。今も宮崎のコースをしょっちゅうラウンドしています。そんな父に小学生の頃ユーティリティ1本だけ買ってもらって、父が打ちっ放しに行くときについて行ったのが最初です。初めてコースを回ったのは高1の時。実家から車ですぐの青島GCです。今でも年に1週間ぐらいは実家に帰るんですけど、その際は父と青島を回ります。青島は海に面していて、とにかく景色がきれい。午後3時以降だったらハーフを手引きで回れば安くて、確か3000円くらいでプレーできるので、父と一緒にプレーするときはもっぱらこれです。

というわけで、24歳にしてゴルフ歴はそれなりに長いのですが、ベストスコアは96(※取材後91に)。やっと100を切った程度で、ドライバーもアイアンもまだまだ下手です。ドライバーは調子がいい時はけっこう飛んで300ヤードは超えるんですけど、ちゃんと当たるのは1ラウンドに1、2回あればいいほう。曲がりだすと隣どころか隣の隣のホールまで行ってしまうので、まずはドライバーの安定性を高めてOBをなくすこと。これが今の課題でしょうね。


そうすればベストスコアの更新もできるかな? そういえば、スンシン(李承信/コベルコ神戸スティ
ーラーズ)もこのコーナーに出ているんですよね。彼とは一緒にラウンドしたこともありますが、僕のことを「ゴルフが上手い」と褒めてくれているんですね。ライバル? いや、スンシンはまだ100を切っていないうえ、「あと10年で切る」とか、何だかすごい悠長なことを言っていますよね。彼に負けることはしばらくないと思いますよ(笑)。

この雑誌が出る頃は「NTTリーグワン2024-25」が開幕したばかり。うちのチーム(リコーブラックラムズ東京)は外国人選手が多くて、しかもゴルフをやる選手がたくさんいるんです。彼らとはもちろんラグビーという“共通言語”がありますが、ゴルフも同様の共通言語。おかげでうまくコミュニケーションが取れています。ラグビーはチームワークがとても大事ですからゴルフで培ったコミュニケーションが大いに役立っていると思います。  

最後にラグビーの話もさせてください。今季、ブラックラムズは監督がタンバイ・マットソンさんに変わりました。そのためラグビーのやり方もコーチングスタッフも全部新しくなって何かチームが心機一転、新しい歴史がこれから始まるって感じになっています。

大学から若い有望な選手も入りましたし、ニュージーランドの代表キャップ81を誇るTJ・ペレナラ選手も加入。ケガ人さえ出なければ良いところまで持っていけるはず。ベスト6以上を目指します。 

僕個人としてはひざをケガして昨季は1シーズン出られなかったので今季はシーズン通して試合に出場すること、そして、もう一度日本代表に呼んでもらうことが目標です。今のところ体の状態もいいので、皆さんに喜んでもらえるパフォーマンスをお見せできるのではないかと思っています。

メイン平

めいん・たいら。2000年宮崎市生まれ。4歳からラグビーを始め、奈良県の御所実業高卒業後ニュージーランドのクラブチームを経て2020年リコーブラックラムズ東京に加入。ポジションはフルバック。2022年ウルグアイ戦で日本代表初キャップを獲得。ベストスコア91

週刊ゴルフダイジェスト2025年1月7・14日合併号より