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【名物ホールでいつかバーディ】Vol.36 “左の池”のプレッシャーに打ち勝てるか!? 愛知県「三河カントリークラブ」14番パー5

かつてチョイス誌の編集長も務めたゴルフコースのスペシャリストが日本全国の名物ホールをレポート。今回紹介するのは、愛知県にある三河カントリークラブの14番ホール。

【名物ホールFile 36】

三河カントリークラブ
14番ホール 530Y Par5

池のプレッシャーに打ち勝つには
正確な技術と思い切りの良さが必要

余裕のある恵まれた地形にレイアウトされた三河CCは、各ホールとも程よい起伏を持ちプレーしやすい。さらに、乗用カートによるプレーはフェアウェイ走行ができ、疲労度が少なくなるのは、ゴルファーの高齢化が進んでいる現実を考えるととても嬉しいことだ。アウトは、ハウスを出て時計回りになり、インは逆の反時計周りでハウスに戻ってくる極めて基本といえるルーティングになっている。

14番ホールはパー5。ほぼ真っすぐなホールだが、グリーンはホールの左側に位置しグリーンの左側は池になっている。そのため、3打目は池越えのショットになる可能性がかなり高い。池は、2打目地点からグリーンまで続くことから、引っかけグセのあるゴルファーは要注意だ。ティーショットはフェアウェイ中央から右寄りキープ、2打目は池を避けてやや右寄りに打つのがベストになる。

「ホールの左に池がありグリーンまで続いている」というキャディさんのアドバイスを聞いて1打目は上手く打ててフェアウェイのほぼ中央。2打目は苦手な池を意識し過ぎて右ラフに打ってしまった。3打目を引っかけたら間違いなく池に入れてしまう。安全策を取りやや右寄りから攻めたが、わずかな距離を残してしまい結局4オン。

池のあるホールは、景観と共に戦略性も高く個人的には好みといえるが、「好み」とは裏腹に苦手意識もあり、スコアを崩しやすい傾向がある。でもこの日はボギーで済んだ。

鮮度抜群のマグロで体力回復!

マグロ好きなのでランチは迷わずにまぐろ鉄火。肉厚のマグロのうま味が口の中に広がりささやかな幸福感に浸れた。2750円

三河カントリークラブ

愛知県新城市豊栄1-16
18H・6245Y・P72
コース設計/大日本土木  監修/杉原輝雄


文/吉川丈雄

特別編集委員。1970年代からアジア、欧州、北米などのコースを取材。チョイス誌編集長も務めたコースのスペシャリスト。現在、チョイス誌ベスト100選考委員、日本ゴルフコース設計者協会名誉協力会員としても活動


月刊ゴルフダイジェスト2024年4月号より