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「足でゴルフボール運び」世界記録は“1分間で14個” なんだかイケそうな気がするけど…【ゴルフの数字】

4人1組、1ラウンド18ホール、パー72……ゴルフにまつわるいろいろな数字。知らなくてもゴルフはできるけど、知っていればゴルフがもっと楽しくなる! 今回は、足でゴルフボールを運ぶ世界記録の話。

これなら更新できるかも!?

ゴルフにまつわるギネス記録を見るたびに「世界にはすごい人もいるもんだなあ」と感心してしまう。24時間で47ラウンド、飛ばしの世界記録は515ヤード、最長パットは120.6mなど、信じられないような数字が並ぶ。

しかし、今回は「自分にも記録更新できるのでは……?」と思わせてくれるような記録を紹介しよう。

その内容は「1分間に足で拾って運んだゴルフボールの数」。しかもギネスに登録されている最高記録は14個というのだから「もしかしたら……」と思わずにはいられない。

この記録は、2021年4月7日に米国オレゴン州でボブ・エバンスという人物によって達成された。ボブは教師で、生徒たちをインスパイアするためにこの記録に挑戦したそう。

この記録には2人1組のものもあり、2人チームで1分間に足で拾ったゴルフボールの最多記録は12個。2021年4月30日に先述のボブとブレット・ウィヤードによって達成された。

ところで、2人1組のほうがより多く運べそうだが、なぜ2人のほうが少ないのか?

実はこの競技、単にゴルフボールを足でつかみ、目の前の箱に入れるというだけのものではない。主なルールは下記のとおり。

●ボールを運ぶ足を左右どちらか指定し、競技中に変えてはいけない。
●ボールを入れる箱は12インチ(30.48センチ)の高さのものを使用する。
●運ぶためのボールと箱との距離は5メートル。
●途中で落としたボールは使用不可となり、ボールを落としたら戻って新しいボールを拾わなければならない。

つまり、足でボールをつかんだら、もう片方の足でジャンプしながら5メートル先の箱のところまで行き、箱にボールを入れて、またボールを取りに戻る……を繰り返す。14個ということは、4.3秒に1個のペースでボールを運んだことになる。

2人チームの場合は、1人がボールを5メートル先の箱に運び、もう1人がそのボールを足でつかんでさらに5メートル先にある箱に入れるというリレー形式。道理で、1人のときよりも記録が少なくなるわけだ。

上の動画は2017年に2人1組での記録を更新したファルハン・カーン(パキスタン)による挑戦の様子

正直、このルールを聞いてもまだ「イケるのでは?」と思った筆者は、試しに足でボールを1個運んでみることに。しかし、そもそもボールを足でつかむことさえできなかった。足の指をしっかり曲げられる柔軟性と、足の“握力”がないと、ゴルフボールを持ち上げることは難しい。一瞬でも、イケるかも! と思った自分が恥ずかしい。

やろうと思えば家でもできるこのチャレンジ、”足”に覚えのあるゴルファーはぜひ一度トライしてみては?