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【ゴルフせんとや生まれけむ】大石まどか<前編>「10年ぶりの新クラブ、頑張って練習しています!」

ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、 演歌歌手の大石まどか氏。

最近10年ぶりくらいにクラブを替えたんですよ、ドライバーもアイアンも全部。同じ演歌歌手の先輩で私の一番のゴルフ友だちでもある石原詢子さん、私は「詢ちゃん」って呼んでいるんですけど、その詢ちゃんも2年くらい前から「そろそろ替えたほうがいいよ。クラブは進化しているよ」って盛んに言ってくれていて。私が「100も切れないんだよ、クラブを替えても腕は同じなんだから一緒でしょ」と言うと、詢ちゃんが「そんなことないと思うけどなあ」と。ずっとその繰り返しだったんです。

  • ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回からの語り手は、演歌歌手の石原詢子氏。 今は昔に比べて少なくなりましたが、私がデビューした頃、演歌歌手はキャンペーンや営業で全国を回ることがすごく多かったんです。同行してくれるレコード会社の担当者はほとんどみんなゴルフが大好きでしたし、空港の近くにはゴ……

でも、詢ちゃんだけではなく、他の人たちからも「替えたほうがいいよ」って言われて「じゃあ」と、テーラーメイドのステルスを買いました。そうしたら、詢ちゃんや仲間が「難しいのを買ったね」って言うんですよ。でも、私はそんなふうには思わないですよ。せっかく買ったんだし早く慣れようと今、一生懸命練習しているところです。早くその成果を見せられるといいんですけどね。

そもそもゴルフを始めたのはけっこう早いんです。山本譲二さんと木梨憲武さんが歌った「浪漫」という曲が流行った頃ですから30年近く前になりますかね。たまたま譲二さんとお仕事が一緒になった時、テレビの番組を絡めたコンペがあって譲二さんから「まどかも出ろよ」と誘われて、練習もしないで参加したんです。静岡のゴルフ場でしたけど、200くらい叩きましたね。放送では私のところはすべてダイジェストになっていて、コメントのテロップは全部に「(笑)」が付いていました。その後、ゴルフがとてもお上手なモノマネの布施辰徳さんに練習場で教えてもらったんですけど、お仕事が忙しかったこともあって、その頃はしばらく続けてやると1年くらい休んで、またやってまた休んでというそんな感じでしたね。

今のように月に2、3回と定期的にやるようになったのは30歳を超えてから。詢ちゃんと仲良くなって以来、彼女と一緒にラウンドすることがほとんどになりました。2022年にベストスコアの94が出たんですけど、その時も彼女と一緒だったんです。いつも詢ちゃんはラウンド中「今日、何となくタイミングが早くない?」とか、私の苦手なバンカーに入った時は「もっとフェースを開いてみたら」とかアドバイスをしてくれるんですよ。それがとても適切で、彼女と回るといいスコアが出ることが多いんです。ベストスコアの時はそれに加えて、すべてがうまく噛み合いました。もちろんミスはいくつもありましたけど、林のほうに飛んだボールが木に当たってフェアウェイに出てきたりとか、結果がことごとくいいほうに転がりました。ベストスコアが出る時って、こんなものなのかもしれませんね。ホールアウト後「もしかしたらベストかな」と思っていたら、詢ちゃんはわかっていたけど、言わないようにしてくれていたみたいで。「まどかちゃん、それをいうと緊張してダメになるからね」と笑っていましたね。詢ちゃんはかけがえのないゴルフ仲間。これからも一緒にゴルフを楽しんでいきたいです。

後編につづく

大石まどか

72年函館市生まれ。92年「恋のしのび雨」でデビュー。日本歌謡大賞・日本有線大賞・全日本有線放送大賞の新人賞を受賞。デビュー30周年記念曲「ナミダワスレ」をリリースし、2月は東海・関西エリアでキャンペーン。ベストスコア94

週刊ゴルフダイジェスト2023年2月21日号より