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【道ラクツアラー】プレー直後にスマホでピッ! 帰る頃には車内快適「DS7・クロスバックEテンス4×4」

フレンチラグジュアリーの代表的なブランドが「DS」である。そのフラッグシップであるDS7は自動車という概念を超越したフランスの文化そのものだ

TEXT/Tomomitsu Chiba(モーターマガジン編集長) ILLUST/Hiroaki Seto

フランス発のエレガントSUV

DS7 クロスバックEテンス4×4(PHEV)を長期テスト車に導入して半年近く経つが、このクルマは毎日付き合っていても、まったく飽きがこない。その理由を考えてみると、いくつかの興味深いカラクリが挙げられる。

たとえばスタート/ストップスイッチを押すと、ヘッドライトがキラキラと輝き動き出すギミック。その光景はまるで宝石のようだ。ただし、これは運転席に座っていると見えないのでオーナーは楽しめないのが残念。

しかしオーナーにも楽しみは残されている。始動スイッチの上にあるB・R・M製のアナログ時計だ。これが始動時にまるでカラクリ人形のようにクルっと回転するのである。

そしてもうひとつ見逃せないのがeリモートコントロールシステムだ。これはスマホのMy DSというアプリを利用するもので、充電の状態が確認できたり、遠隔操作で充電を中断したりできるのだ。料金の安い夜間に充電するなどの予約機能もあるので経済的にもうれしい。

予約機能はエアコンにもある。このアプリを使い、遠隔操作でエアコンを作動させ、乗り込む前に車内を快適な温度にできるというわけだ。寒い冬、暑い夏。年間通してとても便利な機能である。

パリの石畳をイメージした内装

センターコンソールのクル・ド・パリ文様、菱形グラフィックなどフレンチラグジュアリーの世界が広がる


DS7 クロスバックEテンス 4×4

DS7 クロスバックの全長は、4590㎜、全幅1895㎜、全高1635㎜、ホイールベース2730㎜。1.6L直4ターボエンジン(200ps)と前(110ps)+後(112ps)で電気モーターを組み合わせシステム総合出力300psを発生するプラグインハイブリッド

月刊ゴルフダイジェスト2021年11月号より