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【スウィング研究】河本結「精度抜群のフェードを生み出す右ひじの“ゆとり”」

今季はすでに2勝を挙げる活躍を見せている河本結。データにこそ表れていないが、アイアンショットの精度が高まってきている。その理由をプロコーチの阿河徹が解説する。

PHOTO/Tadashi Anezaki

河本結 かわもとゆい。今季すでに2勝を挙げ、メルセデス・ランク2位。初の年間女王を狙う27歳

解説/阿河徹
あが・とおる。最先端の弾道計測器などを使用しながらのレッスンに定評。藤本佳則の復活優勝を支えたコーチでありながら、アマチュアのレッスンも行う

レイドオフ量を減らし
縦距離精度が高まった

河本プロのスウィングの特徴は、バックスウィングからトップにかけて左サイドがやや浮き、その分ダウンスウィングからインパクトで沈み込むように動くことです。この動きによりクラブが自然と立って下りるため、適度なアウトサイドイン軌道となり、持ち球であるフェードが打ちやすくなります。


一方で、このスウィングはトップでレイドオフ(シャフトがターゲットの左を指す)の形が大きくなりすぎるというデメリットもあります。これがいきすぎると、ダウンスウィングでクラブが立ちすぎて過度なアウトサイドインになり、球がつかまらず縦距離にばらつきが出てしまうことがあります。

河本プロはトップで右ひじに「ゆとり」を持たせることでレイドオフが大きくなりすぎるのを防いでいます。結果、ダウンスウィングで沈み込んでも過度なアウトサイドインにならず、球をつかまえられるというわけです。

アイアンの精度が高まり、さらに安定感が増してくれば、年間女王もみえてくるでしょう。

<使用クラブ>
キャロウェイ「APEX TCB」(7I 34度)

河本結のアイアンショット

「体重移動が極端に少ないのがブレない証し」
スタンス幅が狭く、左右の体重移動が少ない回転重視のスウィング。体重移動が少ない分、パワーは弱くなりますが、最下点が安定するためショットのブレが少なくなるというわけです

※スタッツは2026年6月10日現在のもの

月刊ゴルフダイジェスト2026年8月号より