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【らくトレ】Vol.128 前傾キープに効果的!「三日月ポーズ」で側屈ストレッチ

渋野日向子の専属トレーナー・斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、側屈を伸ばすエクササイズで左右差を整えるメニューを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Tsukasa Kobayashi MODEL/Mai Inaji(GOLULU)

前回のメニューはこちら

メニューNo.128

「三日月ポーズ」で左右差を整える


今回は床に寝たまま、三日月のようなカーブをキープするエクササイズを紹介します。見た目は簡単そうですが、実はけっこうキツイです。モデルと同じ角度で体をカーブさせるのはレベルが高いので、その場合は角度を浅くして構いません。適正な角度を見極めるポイントは外側の腰です。外側の腰が浮いてしまうと負荷が逃げるので、腰が浮かない範囲で行います。

エクササイズ1と2は左右対称の動きです。どちらも縮んでいるほうのわき腹がつりそうになるくらい刺激が入るのがベストです。それによって反対側が気持ちよく伸びると一番効果的です。その姿勢を1分間キープするのを目標にしてください。力む必要はありません。深呼吸をしながらリラックスして行います。左右差がある場合は、硬いサイドの時間を少し長めにしましょう。1日2セットが理想的ですが、左右1分ずつで2分かかるので、1日1セットでもOKです。


Exercise 1
右サイドの「三日月ポーズ」で左体側を伸ばす

手を伸ばして真っすぐ寝た姿勢からスタート。まず右足を動かし、それに左足を添わせ、上半身を曲げて全身でカーブを描きます。イメージとしては、縮んでいるほうの筋肉(右わき腹)を使って、反対側の筋肉を伸ばす感じです。この姿勢を1分キープします

Exercise 2
左サイドの「三日月ポーズ」で右体側を伸ばす

エクササイズ1と同じ姿勢からスタート。今度は左足を動かし、それに右足を添わせ、上半身を左サイドに曲げてカーブを描きます。右サイドと左サイドで左右差がある場合は、硬いサイドを長めに行うようにすると、側屈の左右差を整えることができます

ここに効く!
メインターゲットは背骨を左右に傾けて側屈の左右差を整えることです。その際、両サイドのわき腹にかなり強い刺激が入ります

どんな効果が?
側屈の左右差が整うとアドレスで作った前傾姿勢をインパクトまでキープできるようになります。必然的にミート率がアップします

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から渋野日向子の専属トレーナーとして活動中。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2022年9月27日号より