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【セガサミーカップ】笑わない男がニンマリ! 東北福祉対決は先輩・岩田寛に軍配

<長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ/ザ・ノースカントリーGC(北海道)/7178Y・パー72/8月18日〜21日>
PHOTO/Hiroyuki Okazawa

北海道千歳市のザ・ノースカントリーゴルフクラブで行われた長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップゴルフトーナメントは、岩田寛がこの大会7年ぶり2度目の優勝を飾った

3日目を終えて、トップに立ったのは68、68、66と着実にスコアを伸ばした14アンダーの岩田寛。1打差の13アンダーで追うのが、初日16番でホールインワンを決めた金谷拓実。二人は同じ東北福祉大学ゴルフ部出身。17歳違いの先輩・後輩対決となった。

最終日、先に仕掛けたのはトップを行く岩田。1番、3番、6番、9番と着実にバーディを重ね、前半を4アンダーでターン。追う金谷は前半を1アンダーで折り返し、10番、13番、15番でバーディを奪っていった。

試合はドライバーに苦しみながらも冷静沈着にスコアをまとめた岩田が、東北福祉の後輩、金谷を振り切り、ツアー通算4勝目を飾った。岩田はこの大会、2015年以来、7年ぶり2度目の優勝。

「2015年にこの大会に勝ったときは逆転勝ちだったので、今日は首位スタートで逃げ切れて、少しは成長できているのかな、と思います。40歳を超えて勝ち星を重ねた人が何人もいるので、励みになります」(岩田)

40歳を過ぎてもなお高い意識を持ち続けている岩田は「単純に上手くなりたい、もっと飛ばしたい、もっと寄せたいと毎日思っています」と、すでに次の戦いに目を向けている。

大槻智春は惜しくも2位フィニッシュ

最終日だけで9つのバーディを奪った大槻だったが、14番の痛恨のダブルボギーで涙を飲んだ。今シーズン3度目の2位でフィニッシュ

プロデビューの丸山奨王は無念の予選カット

父・丸山茂樹が見守るなか、プロデビュー戦となった長男・丸山奨王(ショーン)。「フェアウェイにいかなかった」という言葉を残し、予選カットラインに1打及ばず、2日間でコースを去ることになった

<セガサミーカップ・最終成績>

優勝岩田寛-19
2位大槻智春-17
3位金谷拓実-16
4位T時松隆光-11
4位T永野竜太郎-11
4位T石川遼-11
4位T亀代順哉-11
8位T竹安俊也-10
8位T岩﨑亜久竜-10

週刊ゴルフダイジェスト2022年9月6日号より