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多すぎて行方不明も…タイガーのトロフィたちは果たして何処に?

史上最多タイのツアー82勝を挙げているタイガー・ウッズ。あまりにもトロフィの数が多すぎて、「行方不明のものもあるらしい」とローリー・マキロイが明かしていたが、15個あるメジャーのトロフィに関しては、どうやら整然と収納されているらしい。

全英オープンの前週に出場したプロアマ終了後、タイガーは記者から獲得したクラレットジャグ(全英のトロフィ)の置き場所を尋ねられた。

「4つのシェルフ(棚)があるので、そこに飾ってあります」。つまり1つのメジャーにつき専用の棚が1つずつあるということ。

メジャー15勝の彼は、オーガスタナショナルのクラブハウスをかたどったマスターズのトロフィを5個、全米プロのワナメーカートロフィを4個、全米オープンの純銀製トロフィ3個、全英オープンのクラレットジャグ3個(それぞれレプリカ)を所有している。15個のトロフィが収まる棚は、さぞ壮観だろう。

以前、米ゴルフダイジェストがタイガーの自宅を訪ねたときは書斎に案内され、今は亡き父・アールさんや母クルチダさんと彼が抱き合っている写真などを本人が紹介。さらに南アフリカの偉大な指導者、故マンデラ大統領の写真と手形を感慨深げに紹介するシーンも。しかし、そこにトロフィは写っていなかった。

トロフィといえば、覇者が本物を持てる(保管できる)のは1年だけ。C・モリカワも、昨年優勝して獲得したクラレットジャグを大会前主催者に返したときに味わった喪失感を口にしていた。

「レプリカも美しいけれど、本物の輝きとは比べられない。本物のクラレットジャグを取り戻すために頑張りたい」

ちなみに世界ゴルフ殿堂ミュージアムの展示スペースには、タイガーがマスターズ復活優勝の際に履いていたシューズやウェア、ボールなどが展示されている。いずれタイガー・ウッズミュージアムが建設されれば、4つのシェルフに並んだトロフィも陳列される?

15ものメジャートロフィーが飾られた棚とは、いったいどんな代物なのだろう(写真は2019年マスターズ。PHOTO/Tadashi Anezaki)

週刊ゴルフダイジェスト2022年8月2日号より

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