【なんでもランキング】Vol.20 パー4なのに平均スコア「5」超も! 国内女子ツアー“2日目”のパー4難度トップ10
ゴルフにまつわる様々なデータや記録をランキング化する本連載。第20回は、国内女子ツアー「2日目」のパー4難度歴代トップ10をご紹介!
今週の国内女子ツアー、Tポイント×ENEOSゴルフトーナメントは鹿児島高牧CCで開催されている。2010年に初めてTポイントレディスを開催し、昨年のTポイント×ENEOSまで6回もの熱戦の舞台となった。2013年には国内初の試みとなる本格的なネットライブ中継を行ったことでも知られる。昨年は無観客で行われたが、小祝さくらが逆転で優勝。ダイキンから3戦2勝と強さを見せつけた。
昨年の大会で最も難しかったパー4は、最終日の18番で平均スコア4.5781。64人中ほぼ半数の31人がボギー以上とスコアを崩したホールだった。
だが、同じ鹿児島高牧CCで2006年に開催された近未來通信クイーンズの2日目には、平均スコア4.9420という超難関パー4が登場。それが410ヤードの11番。104人中バーディはわずかひとり。パーも28人だけだった。
2日目のパー4の平均スコアで比較してみると、この4.9420というのは歴代6番目。平均スコアが5を超えたのが4度もあった。最も難しかったのは、アルペンGC美唄C(現ゴルフ5C美唄C)で開催された2004年のゴルフ5レディス、9番ホールで、平均スコアは驚異の5.0490。もはやパー5といっていいだろう。
ちなみに2日目に限定せず調べてみると、1990年以降の女子トーナメントで最も難しかったパー4は2001年に室蘭GCで行われた日本女子オープン3日目の11番。386ヤードだが平均スコア5.1640とパー5を上回るような数字で、バーディは61人中2人。そのひとりはアマチュアで出場していた宮里藍だった。
週刊ゴルフダイジェスト2022年3月29日号より
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